午後になり気温30℃に達した鈴鹿サーキットでF1のフリー走行2回目が14時00分から行なわれた。午前中はロベルト・メルヒがステアリングを握っていたため、走行機会のなかった小林可夢偉。カーナンバー10に取り替えられたマシンに乗り込み、開始から1分ほどたったところでコースインを果たした。
今回の日本GPに合わせて2014年バージョンのヘルメットデザインで日の丸ベースのカラーにしたもので登場。コースインすると各コーナーではファンが手を振って大きな声援を贈った。しかし3周目のS字コーナーで突然バランスを乱しスピン。そのままタイヤバリアにヒットさせてしまった。幸い可夢偉に怪我はなかったが左リアのサスペンションアームが折れ曲がりフロントウイングも破損。開始からわずか10分でマシンを降りることになってしまった。
その後も各所でコースオフやクラッシュが続出。開始から25分ほどすぎたところでダニエル・リカルド(レッドブル・レーシング)が最終コーナーでバランスを乱しクラッシュ。このマシンの回収のため赤旗が出された。
セッションには西側から急に分厚い雲が現れ、終盤には雨がパラついたが、各チームがドライタイヤで走行。予定通り15時30分にチェッカーフラッグが振られた。
トップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。午前中よりさらにタイムを伸ばし1分35秒078をマーク。僚友ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分35秒318で続いた。3位にはバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)が1分36秒279で入ったが、メルセデスAMG勢との差は約1秒。明日以降は天気がどうなるか分からないが、今週末もシルバーアローの2台が先行する予選・決勝になっていきそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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