- Home
- SUPER FORMULA
- 【SF】2014第4戦もてぎ:2ヶ月ぶりに復帰のデュバル「皆からの温かいメッセージは励みになった」
【SF】2014第4戦もてぎ:2ヶ月ぶりに復帰のデュバル「皆からの温かいメッセージは励みになった」
- 2014/8/27
- SUPER FORMULA
- コメントを書く
23・24日に行われたスーパーフォーミュラ第4戦。舞台となったツインリンクもてぎに、前回富士を欠場したロイック・デュバル(No.8 KYGNUS SUNOCO TeamLeMans)が元気な姿で帰ってきた。
6月中旬に行われたル・マン24時間レースのフリー走行中に大クラッシュを喫してしまったデュバル。マシンが粉々に砕け散るほどの衝撃で、当初は彼の容体も心配されたが、奇跡的に足に軽傷を程度で命に別条はなかった。しかし、事故の衝撃は大きく、7月のスーパーフォーミュラ第3戦富士はFIAからの許可が下りず欠場。その間もしっかりリハビリに励み、事故から約2ヶ月後の今戦から正式にレース復帰の許可が下りた。
スーパーフォーミュラのマシンをドライブするのは第2戦以来、実に3ヶ月ぶり。気温30℃を超える真夏日となったもてぎはドライバーにとってもハードな週末となったが予選では持ち味の速さを完全に取り戻し3番グリッドを獲得してみせた。
予選後の記者会見に出席したデュバルは「足の怪我だけだったら第3戦も出場していた。それ以外にも影響があるから休むことになったんだ。正直、1ヶ月半前はもう一度レースに出られるか分からない状況だった。でも、こうして日本に戻ってきて再びスーパーフォーミュラで戦えることが嬉しい。」と、足の怪我以外にも影響があり、今後のレース活動について、少なからず深刻な状況もあったことを明らかにした。
しかし、そんな中で彼の励みになったのは、日本で帰りを待ち続けていたファンからの温かい応援メッセージだったという。
「こうして、事故の影響でシーズン中に休む(レース欠場)というのは初めての経験で、どう対処すれば良いのか、どういう状況になるのか全く分からず、最初は色々迷ったり悩むこともあった。その時に、皆からのサポートがあったからこそ、モチベーションを再び上げることができた。本当に感謝しています。世界中に多くのファンがいておうねんしてくれていますが、特に日本のみんなからはたくさんの応援メッセージをもらって、1日でも早くサーキットに戻って、皆の前でレースをしたいという気持ちになりました。この場を借りてお礼を言いたい。今日も暑い中、サーキットに来てくれて皆からたくさんのプレゼントや温かいメッセージももらうことができた。本当に光栄だし嬉しい。」
決勝レースはスタートで出遅れが響き、表彰台に一歩届かず4位フィニッシュ。それでも、ドライビングシューズでは大きなミスもなく、事故の影響を全く感じさせない走りを披露してくれた。気になるシリーズランキングは2トップから2.5ポイント差の3位。当初は第3戦の欠場でチャンピオン争いから脱落するかと思われたが、まだまだ十分に可能性は残っている。
次回のオートポリスは昨年2位表彰台と好結果を残しているだけに、今年も優勝争いに食い込んでくることは確実。今後も完全復活したデュバルの走りから、目が離せない。
『記事:吉田 知弘』
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。