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【SF】2014第4戦もてぎ:オリベイラが大逆転で今季2度目のPP、野尻がホンダ勢初のフロントロー
- 2014/8/23
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2014年のスーパーフォーミュラ第4戦もてぎ。注目の公式予選が23日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。当初は雨が降るという予報だったセッション最後までドライコンディション。気温32度になり蒸し暑い一日となった。
まず全車が出走し、上位14台に絞り込まれる予選Q1。今回から全車が新スペックのエンジンを導入しパワーアップが図られているが、これを機に巻き返しを狙っていたホンダエンジン勢が勢いをみせる。地元栃木県出身の山本尚貴(No.1 TEAM無限)が、従来のコースレコードを塗り替える1分32秒688を記録。今シーズン、Q1で初めてトップを奪い取った。続くQ2でも、山本は1分32秒台前半に迫るペースで周回するが、前を走っていたナレイン・カーティケヤン(No.20 Lenovo TEAM IMPUL)が最終コーナーでスピン。コース上にマシンを止めてしまい赤旗中断。残り3分まで戻されてセッションは再開されたが、すでに一度タイムアタックをしているタイヤだっただけに、タイムが伸び悩む。ここで代わりにトップタイムを記録したのがルーキーの野尻智紀(No.40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。金曜から山本と同じく速さを見せており、ポールポジション候補の1人として最終Q3へ進んだ。
Q3に進出したのは、結局ホンダ勢では山本と野尻の2台のみ。しかし、勢いは確実に彼らがあり、ホンダ勢初のポールポジションに期待がかかった。ところが、ここに来てジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(No.19 Lenovo TEAM IMPUL)がペースアップ。1分32秒321を叩き出し暫定トップに立つ。これには野尻も0.1秒届かない。そして気になる山本だが、車体関連のトラブルが発生しアタックを中断。悔しい8位に終わってチェッカーフラッグが振られた。
これにより、オリベイラが今季2度目のポールポジションを獲得。過去3勝と相性の良いツインリンクもてぎで、嬉しいポール獲得となった。2位にはルーキーの野尻が今季ベストの予選リザルト。同時にホンダエンジン勢が今季初めてフロントローに並んだ。
3位にはル・マンの事故以降、欠場が続いていたロイック・デュバル(No.8 KYGNUS SUNOCO TeamLeMans)が入り、ブランクを感じさせない走りを披露した。
なお、予選終了後に山本尚貴(No.1 TEAM無限)、中山友貴(No.2 TEAM無限)、ジェームス・ロシター(No.3 KONDO RACING)の3台が走行中に禁止されているドライアイスを使用してのラジエーター冷却(2014年JAF国内競技車両規則第13章 第4条4.3.1および4.4.1)を行ったとして、予選タイムが抹消された。
『記事:吉田 知弘』
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