2時間経過時点のセフティーカー明けでトップのF.C.C. TSR Honda秋吉耕佑は、前を走る2位~4位のマシンを抜いて全車周回遅れに。その後も安定走りで後続を引き離し、このまま独走で優勝に向かっていくものと思われた。しかし4時間経過時点の101周目に転倒車両を排除するためにセフティーカーが入り、ちょうどピットインのタイミングと重なったことから状況が一変した。序盤6位から一気に順位を上げ2位まで上がってきていたMuSASHi RT HARC PROとは約1周半の差がついていたが、セフティーカーが解除され、両者ピットインが終わるとTSR秋吉のすぐ後ろにHARC PRO高橋巧が迫っていたのだ。そしてデグナーで高橋は秋吉の前に出て同一周回に戻してきた。
ペースは高橋の方が速い。しかし秋吉は無理をする必要はない。先を急ぐ高橋の背中を見ながらのペースをコントロールして走行を続けていたかと思われたが、108周目の130Rで秋吉がなんとスリップダウン。あっという間に2位以下のマシンが秋吉を抜いて行った。
これでトップはHARC PROに。2位はヨシムラ スズキ シェル アドバンス、3位はTeam KAGAYAMA & Verityとなり、ここまでが同一周回。この差だとワンミスで順位が入れ替わるため、終盤戦はまだまだ予断を許さない状況となってきた。
4時間30分経過(110周)時点
1位 No.634 MuSASHi RT HARC PRO(高橋巧/レオン・ハスラム/マイケル・ファン・デル・マーク)
2位 No.34 ヨシムラ スズキ シェル アドバンス(津田拓也/ジョシュ・ウォーターズ/ランディ・ドゥ・プニエ)
3位 No.17 Team KAGAYAMA & Verity(芳賀紀行/ドミニク・エガーター/加賀山就臣)
4位 No.25 Honda鈴鹿Racing(日浦大治朗/森井威綱/安田毅史)
5位 No.07 MONSTER ENERGY YAMAHA – YSP(中須賀克行/ブロック・パークス/ジョシュ・ブルックス)
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