大雨でスタートした2014年の鈴鹿8耐は序盤のレジェンド・オブ・ヨシムラ スズキ シェル アドバンス青木宣篤の転倒以外は、上位陣は大きなトラブルもなく序盤の戦いを続けた。
本命F.C.C TSRは秋吉耕佑がスタートライダーを務め、路面が乾いた1時間後にジョナサン・レイに交代し、ともに他より速いペースで後続を引き離しトップを独走。2時間経過する直前にまた雨が降り始めたが、レイは安定した走りでピットイン。トップを維持して秋吉にバトンを渡した。
2位以下は激しく順位を入れ替える展開となった。MuSASHi RT HARC PROは12周目に2位浮上。トップTSRには引き離されるものの、2回目のピットインまでは後続を寄せ付けず2位をキープしていた。しかし2時間経過直前に降ってきた雨で周りのマシンがピットインしてレインタイヤに交換する中、HARC PROのレオン・ハスラムは2周ピットインを引き延ばしたが、ラップタイムは1周50秒も遅い状態に。これでHARC PROは5位に後退してしまった。ヨシムラ スズキ シェル アドバンスとTeam KAGAYAMA & Verity、MONSTER ENERGY YAMAHA – YSP、Team GREEN、TOHO Racing with MORIWAKI、Honda 鈴鹿 Racingら各所でバトルを繰り広げながら3位以下の順位を入れ替えレースが進んでいった。そんな中Team GREENの渡辺一樹が6位から一気に順位を上げ、さらに雨の中でも速さを見せて2位に浮上。ところがピットイン直前の周回で、S字でコースアウト、さらにはヘアピンで転倒を喫し、ピットヘ戻ったものの13位まで後退してしまった。
2時間経過直前の雨でほぼ全車のピットインが完了した直後の54周目にセフティーカーが導入された。この時点でF.C.C. TSRの目の前に2位・3位・4位のマシンが居る状態に。ほぼ1周の差をつけた状態で57周目にセフティーカー解除、中盤の戦いに突入していった。
[2時間経過(54周)時点]
1位No.11 F.C.C. TSR Honda(秋吉耕佑/ジョナサン・レイ/ロレンツォ・ザネッティ)
2位 No.17 Team KAGAYAMA & Verity(芳賀紀行/ドミニク・エガーター/加賀山就臣)
3位 No.34 ヨシムラ スズキ シェル アドバンス(津田拓也/ジョシュ・ウォーターズ/ランディ・ドゥ・プニエ)
4位 No.07 MONSTER ENERGY YAMAHA – YSP(中須賀克行/ブロック・パークス/ジョシュ・ブルックス)
5位 No.25 Honda鈴鹿Racing(日浦大治朗/森井威綱/安田毅史)
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