今週末の6月27・28日に鈴鹿サーキットで開催されるSUPER GT公式合同テストの最終エントリーリストが公式サイトで発表され、GT500クラスの参加ドライバーにNo.18 ウイダーモデューロNSX CONCEPT-GTにフレデリック・マコヴィッキィ、No.8 ARTA NSX CONCEPT-GTに道上龍が、それぞれ第3ドライバーとして追加されることが明らかになった。
マコヴィッキィは昨年ウイダーモデューロHSV-010で山本尚貴と組んで参戦。来日初年度ながらGT500のマシンを巧みに操り、夏のポッカサッポロ鈴鹿1000kmでは見事優勝を飾った。本来は今年も継続して18号車をドライブする予定だったが、家族から強い希望でヨーロッパを中心としたレース活動に専念することを選択。今季はポルシェからWECに参戦中で、先日のル・マン24時間耐久レースではもLMGTE-Proクラスで3位表彰台を獲得している。
今年はNSX CONCEPT-GTに変わった18号車は山本の新パートナーとしてジャン・カール・ベルネが加入しているが、そこに急きょ第3ドライバーとして今週末のテストに参加することになったマコヴィッキィ。まだ正式なエントリーリストが出ていないため何とも言えないが、8月末の第6戦鈴鹿1000kmを見据えての参加であることは間違いないだろう。
昨年も長丁場の1000kmレースでライバルを圧倒する素晴らしい走りを披露したマコヴィッキィ。まずは今週末の鈴鹿合同テストで久しぶりに日本のファンの前に登場するマコヴィッキィが今から楽しみだ。
もう一人は、昨年までEPSON HSV-010をドライブしていた道上龍。今年はドライバーとして参戦せず、No.0 MUGEN CR-Z GTのアドバイザーとして中山友貴、野尻智紀の若手2人をサポートしていたが、こちらもNo.8 ARTA NSX CONCEPT-GT(ヴィタントニオ・リウッツィ/松浦孝亮)の第3ドライバー候補として、こちらも急きょ参加が決まった。
どちらもGT500への復帰が熱望されていたドライバーだけに、テスト走行ではあるが今週末の走りに注目があつまりそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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