7月27日(日)に決勝レースが行われる2014年の鈴鹿8時間耐久ロードレース(第37回大会)に参戦するHondaが主要チームの参戦体制を発表した。
昨年、大波乱のレースを制したNo.634MuSASHi RTハルク・プロは高橋巧/レオン・ハスラム/マイケル・ファン・デル・マークの3人を引き続き起用。優勝メンバーで連覇に挑む。昨年は序盤からライバルとの激しい争いから抜け出てトップを快走。終盤に突然訪れたゲリラ豪雨にも負けず見事優勝を飾った。今年もそのメンバーでの継続参戦。特に国内のJSB1000に参戦する高橋は、第2戦オートポリス、第3戦もてぎと連勝しており絶好調。この勢いで、8耐連覇が期待される。
その最大のライバルと目されるのが、過去3度の優勝経験を持つNo.11 F.C.C. TSR Honda。昨年は怪我で出られなかった秋吉耕佑が復帰し、ジョナサン・レイとともチーム4度目の勝利を目指す。2010・2011年の全日本ロードレース選手権(JSB1000クラス)の王者で、自身も8耐を3度制した秋吉だが、昨年は怪我により8耐を断念。チームもトップを快走中に単独で転倒。リタイアという悔しい結果に終わった。今年は何としても王座を奪還するためにJSB1000にフル参戦せず、8耐のために調整を続けている。2年ぶりに相棒となるレイも今季はスーパーバイク世界選手権で3勝を挙げており好調。今年は間違いなく優勝候補の筆頭になるだろう。
またHonda Team Asiaは、今年もゼッケン22番で参戦。ライダーはアジア出身ライダーで構成され、現在アジアロードレース選手権で活躍中のザムリ・ババ(マレーシア出身30歳)とディマス・エッキー・プラタマ(インドネシア出身21歳)の参戦が決定。なお第3ライダーについても後日発表があると見られている。
今回勝てば、メーカーとして5連覇達成となるホンダ勢。この他にも多数のマシンが参戦予定だ。
『記事:吉田 知弘』
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