2014年のル・マン24時間耐久レース。現地のサルトサーキットでは決勝日の朝を迎え、24時間レース本番前では最後となるウォームアップ走行が45分間にわたって行われた。
この日も晴天に恵まれ気温18℃、路面温度19℃の中でセッション開催。僅かな時間しかないため、グリーンシグナルと同時に各車が一斉にコースイン。最後のマシンチェックを行った。現地時間12日の公式予選から、丸一日ル・マンカーの走行がなかったということもあってか、路面には砂やホコリが目立ち、コンディションは良いものではなかったが、今週末絶好調のトヨタ勢が走りだしから3分25秒台の好タイムを出すなどライバルを圧倒。結局8号車(A・デビッドソン/N・ラピエール/S・ブエミ)が3分23秒731でトップタイムを記録。11日のフリー走行、12日の公式予選(総合)、そして今回のウォームアップの全てでトップタイムを記録。24時間の長丁場レースではあるが、いよいよ初優勝への期待が高まってくるセッションだった。
2位には好調トヨタ勢に割って入る形で2号車アウディ(M・ファスラー/A・ロッテラー/B・トレルイエ)が食い込んだ。特にセッション終盤でロッテラーが8号車トヨタに0.010秒差に迫る3分23秒741を記録。クラッシュの影響で欠場となった親友のデュバルの分も、決勝での激走を期待したい。
そして3位にはポールポジションを勝ち取った7号車トヨタ(A・ブルツ/N・ラピエール/中嶋一貴)が入った。リザルト的には3位だったが、決勝に向けて特に問題はない様子。スタートからどんな走りを見せてくれるか、注目だ。
いよいよ今年も24時間の長い闘いが始まろうとしているル・マン決勝。日本時間の22時にスタートが切られる。
[ル・マン24h]ウォームアップ(結果)
1位8トヨタ(3分23秒731)
2位2アウディ(+0.010)
3位7トヨタ(+0.465)
4位3アウディ(+1.480)
5位1アウディ(+3.886)
6位20ポルシェ(+4.264)
7位14ポルシェ(+6.096)
8位13レベリオン(+6.751)
9位12レベリオン(+9.008)
『記事:吉田 知弘』
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