2014年のSUPER GTは早くも第3戦に突入。大分県のオートポリスで明日・明後日の2日間にわたって開催される。例年は9月末から10月第1週の秋に開催されていた九州ラウンドだが、今年は大幅にスケジュールが変わり5月末の開催となる。
そんなオートポリスだが、ポールポジション前のブリッジが今年からレクサスのロゴに変更され、大きくイメージチェンジをしたメインストレートに訪れた関係者やファンは驚きの表情をみせていた。
30日には公式セッションを前日に控え各チームがマシン・機材を搬入。現地は初夏の日差しが差しこむという表現を通り越して、真夏日のような暑さに見舞われている。
今年から新型車両となったGT500クラスは共通部品であるリアウイングなどのパーツを、いわゆる富士仕様というスピード重視のものに統一。大きく回りこむコーナーが多く全体的にテクニカルなレイアウトとなっているオートポリスで、この仕様がどのようなレース展開を生み出してくれるのか、楽しみなところだ。
またGT300クラスは開幕2戦連続でNo.4 グッドスマイル初音ミク Z4(谷口信輝/片岡龍也)が制している。そのため今回は80kgという大きなウェイトハンデを背負うことになるが、昨年もここオートポリスで優勝しているなど、相性は決して悪くない。一方、4号車を追う同じBMW Z4のNo.7 Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒聖治)は「ここで離されるとチャンピオン争いが厳しくなるから何としても差を縮めたい」とチームの公式Facebook等でも意気込みを語っていた。今回もBMWが優勢になりそうだが、対抗馬となるメルセデスSLS勢やホンダCR-Z勢などの走りからも目が離せない。ここで4号車が3連勝を飾るのか?それとも、他陣営が勝利を奪うのか?GT300クラスは早くも、今シーズンの展開を大きく左右する1戦となりそうだ。
週末のレーススケジュールだが、31日(土)は9:00〜11:00に公式練習、14:00〜15:12に公式予選が行われる。6月1日(日)は9:00〜9:30でフリー走行、決勝レースは14:00から65周で争われる。
『記事:吉田 知弘』
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