いよいよ開幕した2014年のSUPER GT第2戦富士。早速、現地の富士スピードウェイでは2時間に渡って公式練習が行われた。
気温20度、路面温度30度で晴天に恵まれたサーキットは、まさに絶好のレース観戦日和。ゴールデンウィーク後半で周辺の高速道路等は渋滞している情報がある中、朝から多くのファンが来場。公式練習を観戦した。また多くのファンが今季初のSGT観戦ということで、特にアマチュアカメラマンの方々は、今季デビューした新GT500車両を熱心に撮影していた。
コンディションが良かったこともあり、順調にセッションは進行。何台かコースオフするマシンはあったものの、赤旗中断はなくチェッカーを迎えた。
GT500クラスは、今回も日産GT-R勢が好調。その中でトップタイムを奪ったのはNo.24 D’Station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/佐々木大樹)。昨年までのコースレコードを1秒上回る1分29秒682を記録。これまで雨には強いという印象だったヨコハマタイヤだったが、今回のコンディションにぴったり合ったタイヤを持ち込んできた模様。GT-R勢の中でも群を抜く速さだった。
2位にはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が0.154秒差で続き、日産勢がワン・ツー。3位にはホームレースとなるレクサスのエース格No.36 PETRONAS TOM’S RC F(ジェームス・ロシター/平川亮)が入った。今回はWEC参戦のためベルギーに行っている中嶋一貴に代わり、スーパーフォーミュラで活躍中の平川亮が参戦。最後の専有走行ではトップ2台に迫るタイムを叩き出してみせるなど、絶好調。午後の公式予選でも活躍が期待される。
またホンダ勢はタイムが伸び悩み、下位5台を独占してしまうなど苦戦を強いられている。午後の公式予選までにどれくらい挽回してくるのか、注目したい。
GT300クラスはNo.3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス)が1分38秒835でトップタイムを記録。2位にNo.9 国立音ノ木坂学院NACポルシェ with DR(白坂卓也/アンドレ・クート)が続くなど、前回の岡山とはまた違った勢力図になっている。
注目の公式予選が14時00分から。今回も2ラウンド・ノックアウト方式で行われる。
『記事:吉田 知弘』
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