2014年のVERIZON インディカーシリーズが開幕。第1戦の舞台St.ピーターズバーグで現地時間の29日に公式予選が行われ、インディ参戦5年目を迎えた佐藤琢磨(AJフォイトレーシング)が通算4度目のポールポジションを勝ち取った。
予選前まで振り続けた雨の影響でセッションスタート時刻が大幅に変更。ウエットからドライへ変わっていく難しいコンディションになってしまう。前日のプラクティスでもトップタイムを記録し、好調だった琢磨はセグメント1(Q1)から積極的に攻めていき順調に次のラウンドへ。12台から最終ラウンドへ進める6台を絞り込むセグメント2では、なんとトップタイムをマーク。
ポールポジションを決するファイアストン・ファストシックス(Q3)は、前年のチャンピオンであるスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)をはじめ、トニー・カナーンやライアン・ハンターレイなど昨年優勝メンバーがズラリと揃う激戦に。それでも琢磨の勢いは止まることなく、セッション開始時から好タイムを連発。そして、残り時間わずかとなったところで渾身のアタックをみせ、1分01秒8686をマーク。唯一の1分01秒台で2位のカナーンに0.3秒も差をつけ、見事ポールポジションを勝ち取った。また、久しぶりにアメリカのオープンホイールカテゴリーに戻ってきた元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は18位だった。
琢磨は昨年の第3戦ロングビーチで初優勝を飾るも、シーズン後半は低迷。全体的に悔しいシーズンになってしまったが、得意のストリートコースで幸先の良いスタートを切った。
注目の決勝レースは日本時間の30日深夜。琢磨の2勝目がかかっているだけにファンの皆様にとって今夜は眠れない夜になりそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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