23日に横浜にある日産グローバル本社ギャラリーで体制発表を行った日産陣営。その後、メインステージを使用して今季のドライバー、監督が登場しトークショーを行った。
まずは各チーム監督を務める鈴木豊氏(No.23NISMO)、星野一義氏(No.12IMPUL)、近藤真彦氏(No.24KONDO)、大駅俊臣氏(No.46MOLA)に加え日産系チームの柿本邦彦総監督が登場。それぞれ今季の抱負を語った。
1月に行われたセパン(マレーシア)でのテストでも良いタイムが出ていたとのことで、手応えを掴んでいる様子で、それぞれの監督から「今年は勝ちに行く。2勝はする」という強い意気込みを聞くことが出来た。MCから「開幕戦はうちのチームが絶対に勝つという方は手を上げてください!」という問いかけに対して、全員が笑顔で手を上げた。こういったところでも、今年のGT-Rの仕上がりの良さが伺える。
今年は4チームでドライバーが入れ替わる大シャッフルのラインナップになった日産勢。「開幕戦でちょっと心配しているのは、前のチームのピットに無意識で入ったりしないかな?」という冗談混じりの軽快なトークで来場したファンを沸かせた。
続いてGT500ドライバー8名が登場してのトークショー。今年は各チームの顔ぶれは変わったものの、全員が日産でSGTを戦ってきたメンバーということで、こちらも和気あいあいの和やかなトークショーとなった。その中でもファンを一番驚かせたのが12号車IMPULに乗るジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。日本でレースをはじめて10年が経つということもあり、少しずつ日本語も上達し始めており、片言ではあるが日本語でトークに参加するシーンが何度も見られた。日産系チームのけん引役である本山哲を中心に、それぞれに対して突っ込み合い、イジり合うというトークが展開され、客席からは終始笑いが耐えなかった。
そして、最後は今季の意気込みについて全員がコメント。多くのドライバーから「まずは新しいGT-Rで優勝して、チャンピオンを取りに行く」という強い、意気込みを聞くことが出来た。
ドライバー、監督によるトークショーが終わった後は、チームごとに分かれてサイン会が行われ、首都圏を中心に全国各地から応援に駆け付けた日産ファンに時間が許す限り丁寧にサインをしていた。
今年から規定変更により新しく生まれ変わる日産GT-R。前述でも触れた通り、テストでの成果も上々で4チームすべてが良い手応えを感じており、ドライバーからもマシンに対する不安が一切見られなかった。昨年はシーズンを通して陣営ではわずか1勝。チャンピオンを逃すという悔しい結果になってしまったが、早くも「王座奪取」をテーマに一致団結している。
4月の開幕戦で、ライバルに対してどれほどのパフォーマンスを発揮するのか?今年の日産陣営から目が離せない。
『記事:吉田 知弘』
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