19日から行われたバーレーン合同テスト。最終の4日目はニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が1分33秒283を記録しトップでセッションを終えた。
この日も大きなトラブルなく89周を消化したロズベルグ。前日に僚友ルイス・ハミルトンが記録したタイムをさらに更新。期間中で唯一1分33秒台に入り、4日間トータルでもトップタイムという素晴らしい内容で締めくくった。
テスト走行を終えたロズベルグは「今回のバーレーンテストでの内容は凄くよかった。たくさんのマイレージを稼いだとともに、毎ラップに渡って多くの情報を得ることもできた。今日は午前中に予選を総手したラップを何回か試したけど、マシンバランスは良かったし、良いセットを見つけることも出来た。その後はレースのシミュレーションをこなしていく作業を続けた。細かいトラブルがあって少し早めに走行を切り上げたけど、全体的には満足行く1日だったね。」とコメント。他のチームよりもマシンの仕上がり具合は1段階上のレベルにあるようだ。
2位にはジェンソン・バトン(マクラーレン)が入るがトップから1.7秒差。それでも2日連続でトップ3のタイムでセッションを終えている。3位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が入るものの、午後のセッション終盤にクラッシュ。フロントウイングや左フロントタイヤとサスペンションなどを大きく壊すダメージを与えてしまった。
また日本の小林可夢偉(ケータハム)も最終日に登場。急きょ予定を変更してチームメイトのマーカス・エリクソンが午前中のみステアリングを握ったが、その際にマシントラブルが発生。チームスタッフは懸命に修復に当たるが、予定より大幅に遅れてのコースインとなり、この日はわずか17周のみの走行。タイムも1分43秒027(11番手)と伸び悩んだ。
これでバーレーンでの合同テスト1回目は終了。次回は同じコースで2月27日〜3月2日の日程で開催される。今度のテストが開幕前では最後の合同テスト。これで序盤戦の勢力図が見えてくることになるだろう。
<F1バーレーン合同テスト(前半)4日目:結果>
1位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)1分33秒283/89周
2位ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分34秒957/66周
3位キミ・ライコネン(フェラーリ)1分36秒718/82周
4位フェリペ・ナスル(ウイリアムズ)1分37秒569/87周
5位パストール・マルドナード(ロータス)1分38秒707/59周
6位セルジオ・ペレス(Fインディア)1分39秒258/19周
7位ダニエル・リカルド(レッドブル)1分39秒837/15周
8位ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)1分40秒472/19周
9位小林可夢偉(ケータハム)1分43秒027/17周
10位マーカス・エリクソン(ケータハム)1分45秒094/4周
11位エイドリアン・スーティル(ザウバー)NoTime/7周
12位ジュール・ビアンキ(マルシャ)NoTime/5周
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