トヨタは30日に行ったモータースポーツ活動体制発表会で今シーズンのWEC(世界耐久選手権)の参戦についても詳細を明らかにした。
参戦3年目となる今季は新型車両「TS040 HYBRID」を投入予定。さらにシリーズ全戦を2台体制で戦うことも発表した。ドライバー体制は昨年のル・マン24時間と変わらず、7号車がアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴。8号車はアンソニー・デビッドソン、ステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミのラインナップでシリーズチャンピオンとル・マン24時間耐久レースの総合優勝を狙う。なお中嶋一貴は国内レース(SGT・SF)の日程が重なるため、全戦は出られないとの事だ。またテスト&リザーブドライバーにはアメリカ・インディカー・シリーズでの活躍しているマイク・コンウェイの起用も明らかになっている。
昨シーズンは最終戦で8号車が優勝を飾るも、マシンを大幅改良して臨んだル・マンでは重要な場面で不運なアクシデントに見舞われ、2位表彰台に留まった。今シーズンはレギュレーション変更に伴い新型V8エンジンとモーター/ジェネレーターを前後に搭載した4輪回生の新ハイブリッドを導入。「打倒アウディ」を目指す。
『記事:吉田 知弘』
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