小林可夢偉が加入したことで今年は注目を集めているケータハムF1チームが、新車「CT05」をお披露目した。
28日に合同テストが始まったヘレスサーキットに持ち込まれた新車。当初は午前中のセッションに発表される予定だったが、準備に時間がかかってしまい、結局午後のセッションでの初走行が初お披露目となった。
新規定により新しく開発されたルノーのパワーユニットに火が入り、ガレージからゆっくり出てきたCT05。チームカラーである緑一色のデザインに大きな変更点はないものの、新規定のフロントノーズは他チームとは異なり斬新なものとなっていた。通称“アリクイノーズ”と言われている細い部分をウイングと結合、シャシーに伸ばしている。その途中で昨年までのハイノーズ部分と繋げ合わせている形で、ある意味で“二段ノーズ”のようなデザインだ。なお、このCT05の開発にあたり、かつてトヨタF1チームの拠点だったドイツTMGと協力。ファクトリー内にある風洞施設を使って開発が進められていくことも明らかされている。
またマシン名称だが、昨年の「CT03」からの流れで当初は「CT04」になるのかと思われたが、チームが発表したプレスリリースでは「CT05」となっている。ケータハムとしては3台目のマシンで、その名称に偶数を使わないようにしていると見られる。
現地で初走行の瞬間を見届けた可夢偉は「これが新車です。頑張るそうなのでよろしくお願いします。」とTwitterで写真とともにコメントを紹介している。今回のヘレステストでは前半2日をエリクソンが担当。可夢偉は最終日の1月31日にステアリングを握る予定となっている。
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