今年も東京オートサロン2014の会場で、2013シーズンに最もファンに支持され、サーキットで輝いていたレースクイーンを選ぶ「日本レースクイーン大賞」の大賞授賞式が行われた。
今年で4回目を迎える日本RQ大賞。SUPER GTやスーパーフォーミュラ、スパー耐久にD1など国内レースで活躍した400名を超えるレースクイーンの中からファンの投票で100名がノミネート。今回もRQ専門誌「ギャルズパラダイス」の携帯サイトで昨年の11月下旬から今年の1月5日まで投票期間が設けられた。今回はファーストラウンドを勝ち抜いた20名の中から大賞を受賞できる5名がステージに登場し、その中から「グランプリ」が選出される。
昨年までは事前にギャルズパラダイス携帯サイトなどで5名の大賞受賞者が予め発表されたが、今年は会場での発表があるまでは完全に情報非公開。そのため詰めかけたファンも、誰がステージに登場するのかと緊張した面持ちで見守っていた。
激戦のファイナルラウンドを制し、見事大賞を受賞したのは以下の5名だった。
有馬綾香さん
(SGT:PACIFIC FAIRIES、D1:2013ドリフトエンジェルス)
「私は背も低いしスタイルよくなくて、それがコンプレックスでした。でも、私を見て応援してくれる皆さんがいて、レースクイーンを続けることが出来ました。そして皆さんのお陰でレースクイーン大賞という素敵な賞をいただくことができました。これからもアップガレージさんで学ばせていただいた“諦めない心”と“チャレンジし続ける心”を忘れずに一生懸命頑張ります。ありがとうございました!」
佐野真彩さん
(SGT:WedsSports Racing Gals)
「大賞が受賞できて本当に嬉しいです。例年だと、いつもオートサロン期間中にRQ大賞の映像を見て“このステージにのぼりたかったな”と毎年思っていました。今年はWedsSports Racing Galsに決まった時に、色々な人が“RQ大賞とれるんじゃない?”と背中を押してくれました。今回は本当に頑張ろうと思って毎日Twitterやブログでお願いして、それに対してファンの皆さんか温かい声援をいただいて、本当にありがたかったです!」
高橋美咲さん
(SGT:MOTULサーキットレディ)
「このRQ大賞は3度目の挑戦で、初めてこのステージから皆さんにご挨拶することができました。昨年のこの時期は(大賞を獲得できず)本当に悔しくて、ブログで“1年後は、2度こんな悔しい思いはしない”と書きました。そこから今日まで、その言葉を信じて支えて応援してくれた皆さん本当にありがとうございました。私は3年間、このMOTULという看板を背負ってレースクイーンをやってこれたことを誇りに思いますし、ここまで応援してくれた皆さんに心から感謝しています!」
春那美希さん
(SGT:2013RAYBRIGレースクイーン)
「まず投票してくださった皆さん、本当にありがとうございました。一昨年も受賞させていただいて、昨年は受賞できなくて。その時も皆さんに応援してもらったのに大賞がとれず、本当に申し訳ないなと思ったし悔しかったです。今年は本当にたくさんの方が頑張ってくれて、このステージに戻ってくることが出来ました。レイブリックRQとしてトップクイーンであるという証明と皆さんとの絆を今回の大賞という形で残せることが本当に嬉しいです!」
日野礼香さん
(SGT:IA GARL STARS、D1:2013ドリフトエンジェルス)
「昨年RQ大賞とテレビ東京賞をいただき、今年は挑戦しようか迷いました。でも、ドリフトエンジェルスも2年目で今年はキャプテンも任せて頂いて、たくさんのものを与えてくださったアップガレージさんに何かお返ししたいと思い、挑戦を決めました。元々レースクイーンになるまで、何も続かないダメな子だったんですけど、今はたくさんの方に応援していただいて毎日幸せです。たくさんのレースクイーンさんの中から私を選んでいただいて、本当に感謝しています!」
なお、春那さんはこの場で今季(2013シーズン限り)をもってレースクイーンを引退することを表明。会場からは引退を惜しむ悲鳴も聞こえた。
これで大賞の5名が出揃い、いよいよグランプリの発表。その前に今年も特別賞が設けられ、『テレビ東京賞』には高橋さんが受賞。『クリッカー賞』と『福岡アジアコレクション特別賞』には日野さんがダブルで受賞した。なお日野さんは、3月24日に福岡国際センターで開催される福岡アジアコレクション2014にモデルとして出演が決まった。
そして待ちに待ったグランプリ。昨年この場でグランプリに輝いた佐崎愛里さんにより発表。見事、佐野さんが第4代目のグランプリに輝いた。名前を呼ばれると同時に大粒の涙を流して喜ぶ佐野さん。栄誉あるグランプリトロフィーを受け取り、再び感謝の気持ちをファンに伝えた。
「正直、大賞で“お腹いっぱい”だったので、まさかグランプリで呼ばれるとは全然思っていなかったです。だから頭が真っ白です。今年のチームは皆すごく仲が良くて、サーキットでもファンサービスの時間もたくさん作れて、本当に充実した1年間でした。この1年間、それ以上前からやってきたことが実った感じで、本当に皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!」
こうして、今年もレースシーズンが終わった後の短い期間で展開されたRQ大賞。普段はスポンサーやチーム、ドライバーを影で支える彼女たちが、たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん悩み、そして一生懸命頑張った“もう一つのレースシーズン”が幕を閉じた。
『記事:吉田 知弘』
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