テレビ朝日は29日、来年9月から新たに始まるFIA統括の世界選手権レース「フォーミュラE」の放映権を獲得。全戦で放送することを決定した。
先日の東京モーターショー2013プレスデー初日に、マシンが日本で初公開され、多くのマスメディアからも注目を集めているフォーミュラE。マシンの形状自体はF1と同じフォーミュラカーの部類に入るが、その中身は今まで全く異なり100%電気自動車。これまでは排ガスや大きなエンジン音により街中でなかなか開催できなかったモータースポーツだったが、それらの課題をクリアし2014−15シーズンは全戦大都市の中心部で開催される。
本社1階で行われた記者発表には、先日同レース車両の開発ドライバーに就任した佐藤琢磨が出席。「電気自動車のレースは史上初めてで、環境の点からもPR効果がある」とコメント。また早河洋テレビ朝日社長も「次の時代のモータースポーツの中心になる」と、フォーミュラEに期待を寄せていた。
テレビ朝日では、地上波・BS・CSの三波を使った総合編成でシリーズ全10戦を放送予定。さらに予選・決勝と各セッションもカバーしていくとのこと。同シリーズには、すでに鈴木亜久里氏率いる「スーパーアグリ」が2008年のF1以来の復活を遂げ、来季から参戦が決まっており注目も集まっている。
現在はF1も地上波放送がなくなり、人気が落ち始めているが、それに代わってフォーミュラEが日本のモータースポーツ人気再燃の起爆剤になりそうだ。
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