20日に開幕した第43回東京モーターショー。今回は西ホールに大きな展示スペースを構えているホンダも午後にプレスカンファレンスを行った。今年5月にF1への復帰を正式発表し、国内レースでは来年からNSXコンセプトをベースにした新マシンが投入されるなど、モータースポーツ面での話題も多く、カンファレンスの1時間前から各国の報道陣が集まり、会場に入りきらないくらいの人で埋め尽くされた。
昨年、公開されたNSXコンセプトに加え今回も新しいハイブリッドスポーツモデルを用意。その名は「ホンダS660」。そのコンセプトモデルがアンヴェールされ初お披露目された。かつてホンダ車の中でも大人気だった軽スポーツ「ビート」の後継的モデルの意味合いもあり、2015年から量産化に向け開発が進められている。
この他にも2011年の東京モーターショーを皮切りに続々と発表されているホンダの軽乗用車「Nシリーズ」の第4弾であるNワゴンが発表され、さらに新しいSUVモデルとして「ヴェゼル」もお披露目された。
2008年のF1撤退以降、ハイブリッドシステムに力を注いできたホンダは3モーターのSH-AWDシステムを開発。今後NSXなどのハイブリッドスポーツモデルに投入されていく予定だ。さらに直噴ガソリンターボエンジン「V-TECターボ」も新開発。来年からのF1パワーユニットともリンクするエンジンだけに、今後F1からのフィードバック効果も期待される。
また伊東社長は、2015年からのF1復帰についても現状経過を報告。先日研究所で始動したエンジンサウンドも報道陣に公開し「2015年のF1復帰に向け、一生懸命開発中です。どうか新しいホンダミュージックにご期待ください。」と自信満々の様子でコメントした。最後に「これからもホンダは夢とアイディアがぎっしり詰まった“ワクワク”するスポーツモデルを、これから続々と投入していきます。是非これからのホンダにご期待ください」と締めくくった。
今回は他メーカーから離れている西ホールでの展示だが、是非期間中は足を運んでいただきたいブースの一つだ。
『記事:吉田 知弘』
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