待ちに待った2013年のF1日本グランプリ。開幕を2日後に控えた鈴鹿サーキットは、ピットやコース、GPスクエアなど、急ピッチで準備が進められていた。
7日(月)深夜を皮切りに到着し始めたF1マシンたちはすでに全チームが鈴鹿サーキットへの搬入を完了し、金曜日からの走行に向け準備が進められていた。特に先週の韓国GPでマシンが炎上してしまったマーク・ウェバー(レッドブル)のマシンも、新しいシャシーなのかは分からないが、無事に鈴鹿のガレージにマシンが届いており、組み立て作業が行われていた。
また、コース上ではF1専用のスタートシグナルやピット出口のシグナル。さらに大型ビジョンの取り付け作業も順調に進んでおり、夕方にはテスト点灯も行われた。
この日の鈴鹿はお昼前にスコールのような大雨に見舞われたものの、午後になると一気に晴れて夏を思わせるほどの暑さに。天気予報によると明日のピットウォークでは最高気温30℃になるとのこと。ここ数年では一番の暑さになることが予想されるため、明日からサーキット入りされる方は、この時期だからといって油断せずに熱中症対策もしっかり行っておいていただきたい。
一方、GPスクエアも各グッズショップはメーカーのPRブースの設営が進んでいる。今回間違いなく注目を集めると思われるのはHondaブース。すでにホンダRA272、マクラーレン・ホンダMP4/5、ホンダRA106の3台の搬入が進んでおり、設営作業も最終段階に入っている。また最終コーナーにはすでにキミ・ライコネンの応援横断幕も設置されているほか、2011年までF1で活躍したヤルノ・トゥルーリの横断幕も見られた。おそらく明日以降は、こういった横断幕も増えていくことになるだろう。
そして、ファンの間では人気の高い表彰台の設営も夕方にはほぼ完了。バックには過去のF1世界選手権でチャンピオンを獲得したドライバーたちの歓喜の瞬間が描かれた背景になっている。この表彰台の頂点に、13日(日)の決勝では果たして誰が立つのか?今から楽しみだ。
こうして、明日のピットウォークに向けて準備も最終段階を迎えている鈴鹿サーキット。いよいよ“日本のモータースポーツファンが一番盛り上がるレースイベント”が開幕する。
『記事:吉田 知弘』
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