台風18号の影響に伴い、急きょ1日のみの開催となったSUPER GTのツインリンクもてぎ合同テスト。当初は午前・午後合わせて4時間の走行枠で行われる予定だったが、1日目が中止になったこともあり午前3時間、午後4時間20分と計7時間20分の走行枠が拡大された。台風一過で青空が広がり、コースオープンと同時に続々と各車がコースイン。同地で行われる最終戦に向けてのタイヤ選択や最新パーツの確認を行った。
総合でトップタイムを記録したのはDENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)で午後のセッションに石浦が1分41秒525をマークした。2位にはRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史)が0.087秒差の1分41秒612と肉薄。序盤戦ではポイントランキングでリードしていたものの、前回富士で痛い0ポイントに終わってしまった2台。チャンピオン争いではトップから9ポイント差と厳しい状況にあるが、再度上位進出のために手応えのある結果を出した。
3位以降はレクサスSC430勢がズラリと並び、ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)、PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)、Keeper TOM’S SC430(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ)、ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資)とトップ6のうち5台がレクサス勢という結果に終わった。一方、ここまで好調だったミシュランタイヤ勢はMOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)の9位が最高。ランキング首位のウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)はトップから0.7秒遅れの11位だった。
GT300クラスは今季絶好調のSUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太)が速さをみせた。今回は第5戦鈴鹿で第3ドライバーとして活躍した井口卓人もテストに参加。午後のセッションで佐々木が1分48秒746を叩き出しクラストップ。2位のGAINER DICXEL SLS(平中克幸)に0.6秒もの差をつけた。なお3位にはMUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴)が続いた。
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