夏休みも終盤に差し掛かった25日、東京・お台場にあるMEGAWEBで「NetzCupVitzRace同乗試乗会」というイベントが行われ、多くの参加者がモータースポーツの魅力と迫力を体感した。
実際にVitzRaceに参戦経験のあるプロのレーシングドライバーが駆るレース用Vitzの助手席、後部座席に同乗体験できるもの。MEGAWEB内にあるライドワン特設コースを使用して行われ、狭いコースではあるものの最高スピードは実際のレース時とほぼ同じ140km/h。さらに今回は本番さながらのグリッドスタートを真似たスタイルも取り入れ、まさにモータースポーツの世界をほぼそのまま再現されていた。
昨年は月に1回のペースで行われてきたが、今年はMEGAWEBの施設工事の関係もあり、5月以来の開催。昨年から大盛況のイベント言うのと夏休み期間中ということも重なり、お子様連れのご家族を中心に多くのお客様が来場。用意された180の参加枠は全ていっぱいになった。
今回もドライバーを努めたのは国内レースで活躍する松原亮二選手、小山昌子選手、田ヶ原章蔵選手、町田亜矢選手、水谷大介選手の5人で結成されている「MEGAWEB戦隊Vitzレンジャー」。昨年から専用レーシングスーツに身を包んで登場するようになりはじめ、すっかりファンになって毎回通うお客様も少なくない。そこに新メンバーとして片山右京氏率いるTeamUKYOで活躍する茂古沼弘将選手が「Vブラック」として今回から加入。いつもの決めポーズも6人体制での新バージョンとして初公開された。また、参加したお客様の特典として全セッションで走行後は記念撮影にも応じ、限定ステッカーや名刺なども配られていた。
いつもは晴天で行われるイベントだが、この日は午前中からあいにくの雨模様。午後になって雨は止んだが、曇り空の中でのイベント。それでも迫力あるVitzの走行に集まった参加者は釘付け。いろいろな場所でギャラリーが増えていった。
実際に同乗体験した参加者は、Vitzに乗り込む前こそ不安で緊張した表情をみせる方が多かったが、走行を終えて帰ってくると笑顔で降りてくる人が圧倒的に多く、わずかではあるがレースの魅力を実際に体験して、興味を持ってくれた瞬間だった。
また最終18時30分からのセッションは、日が暮れてライトアップされたコースでの走行となりF1シンガポールGPのような「ナイトレース」を彷彿とさせる幻想的な雰囲気の中で同乗走行が行われた。
この後、9月からMEGAWEBの改修工事が再び行われるため、次回のVitz同乗試乗会の開催は11月に予定されているとのこと。詳細はMEGAWEB公式ホームページに更新されるそうだ。
まだ体験したことがない方は、参加無料で小さなお子様(身長75cm以上)でも体験できるので、是非機会を見つけて参加していただきたいイベントだ。
『記事:吉田 知弘』
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