2013年のポッカサッポロ1000kmの様子を振り返る「ヒトコマ集」。今回は朝から夜まで盛り上がった決勝日の様子をお送りしたいと思います。奇しくも、決勝が行われたのは18日。GT500クラスで悲願の今季初優勝を飾ったウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)にとっては、まさに最高の一日となりましたね!そんな決勝日の様子を振り返っていきたいと思います。
前日より30分遅いゲートオープンということもあり、メインゲートに多くのファンが開門を今か今かと待っていました。ゲートオープンと同時にスタンドやパドックへ走るファンも多く、安全のためGPスクエアへは係員が誘導。こういう部分でのファンのコントロールは、本当に毎回見ていて鈴鹿サーキットさんは上手ですよね。
日曜日も真夏日になる予報だったのですが、朝のフリー走行では雨がパラつき、予想外のウエット宣言。それでもすぐに路面は乾いてドライコンディションで各車マシンの確認を行っていました。
フリー走行が終わると、SUPER GTでは各コースで必ず行われるサーキットサファリ。GTカーが走り抜けていくのを間近で観られるので、参加した方は大興奮でしたね!
今回は1000kmと長距離戦のため、スタート時間は12時30分から。これに伴いピットウォークは、朝9時40分から行われました。午前中の比較的早い時間にも関わらずドライバーがいるピットロードとレースクイーンが並ぶメインストレートは、ご覧のように満員!
ここで、サービスカットを数枚ご紹介!実際には路面の照り返しもあるため、メインストレート上は想像以上に暑かったのですが、訪れるファンに少しでも良い写真を撮ってもらおうと、皆さん笑顔を絶やさず頑張っていらっしゃいました!
レース直前には16日(金)に発表された2014年車両のデモ走行も行われました。残念ながらレクサスLF-CCはトラブルで走行できませんでしたが、新生GT-RとNSX-GTによるランデブー走行は迫力がありました!!
そして、一番のメイン!決勝レースが始まります。普段は緊張感が漂うグリッドですが、今回は1000kmと長距離戦ということもあってか、スタートを担当しないドライバーは少しリラックスした雰囲気も見られました。
とは言ってもスタート直前。メカニックの皆さんはマシンの最終チェックに余念がありません。
予選2番手の18号車マコヴィッキィ選手。カメラを向けると毎回ニコッ!と笑顔になってくれます。ありがとうございます!その隣で・・・また乱入するコイツ。くま吉〜〜!!(笑)
こちらはGSR初音ミクBMWの助っ人ヨルグ・ミューラー選手。グリッドでも大人気でした。と、ミクのレースクイーンさんを後ろから見てみると、こんなお面が!カワイイですね(^^)
そして、決勝レーススタート!!
今回はトータル約6時間と長いため、さすがに最初から最後までスタンドで観戦は難しいので、皆さん一休み。休憩にピッタリな場所といえば、この時期プールですよね!!(←強引w)。でも、プールで遊んでいてもレース展開は気になるもの。そんなファンの皆さんのために、今回も専用モニターがプール脇に設置されました。また、予想以上の暑さを凌ごうと地元名物の赤福氷のお見せには長蛇の列が。この他にも、皆さん色々なスタイルで長い1000kmレースを観戦していました。
でも、夕方になって残り周回が少なくなるとグランドスタンドにも感動のゴールを観ようというファンの皆さんが戻ってきました。
過酷な173周を走り切り、一番最初にチェッカーを受けたのはGT500クラスのウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)。悲願の初優勝を飾った山本選手はパルクフェルメで号泣。感動のシーンでしたね。
GT300クラスは、今季予選では絶好調だったSUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太/井口卓人)が優勝。こちらも会場に訪れた多くのスバルファンの期待に応える素晴らしいレースを見せてくれました!
表彰式でのシャンパンファイト。GT300クラスは“お決まり”のオチとしてタクティが集中的にシャンパンを浴びていました。
感動の表彰式が終わると・・・ポッカサッポロ1000kmの終わりを告げる花火が打ち上げられました。応援しているチームの結果によって、この花火の見え方は、それぞれちがったと思いますが、「また来年も1000kmを観に来たいな!」と最後に思っていただけたのであれば幸いです。
いかがだったでしょうか?
駆け足で2日間の様子を振り返ってきました。
ポッカサッポロ1000kmは来年まで待たなければいけませんが、SUPER GTは9月に富士スピードウェイ、10月は九州オートポリス、11月にはツインリンクもてぎでレースが行われます。まだ現地に行けていないという方は、ぜひ次回はサーキットで生の興奮を体験してみてください!
『記事:吉田 知弘』
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。