2013年のIZODインディカー・シリーズは3週間ぶりにレースが開催され、第14戦ミッドオハイオが現知時間の4日オハイオ州のミッドオハイオ・スポーツカーコースで行われ、同シリーズ参戦3年目のチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)が初優勝を飾った。
5番グリッドからスタートしたキンボールは、3周目に4位に上がるとトップ集団に食らいつき、逆転のチャンスを伺う。彼の前を走るライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)らは燃費を気にしながら周回を重ねたが、キンボールはレースペースも良く積極的に攻めていき、31周目でトップに浮上する
いつもは必ずといっていいほどフルコースコーションになるインディだが、今回は珍しくチェッカーまでの90周全てがグリーン状態のままでレースが進行。ピットストップの関係で一度トップの座を譲るが、73周目に再びラップリーダーに戻ると、そのままラストスパート。初のトップチェッカーを受けた。2位にはシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)、3位にはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)が入り、ホンダ勢が表彰台を独占した。
日本期待の佐藤琢磨(AJフォイトレーシング)は、プラクティスからトラブル続きで16番手と後方からのスタート。レース中もピットストップのたびにウイングのセッティング変更を強いられるなど厳しいレースとなり、22位でミッドオハイオ戦を終えた。
佐藤琢磨コメント(Honda公式サイトより)
「グリップ感がなく、マシンのバランスもとても悪かったため、とても厳しいレースになっていました。路面コンディションが変化していく中、部分的に自分たちが速さを発揮できるところがあり、バランスが向上したときもありました。しかし、周りと比べると相対的にスピードが伸びていかず、終始非常に苦しいバトルを戦い続けていました。ピットストップではウイングやタイヤの内圧といったセッティングの変更を重ねましたが、期待した通りにスピードが伸びることはありませんでした。苦しい戦いでも学べたことはありました。しっかりとデータも残っています。次もロードコースサーキットでのレースなので、じっくりとデータを見直して、2回のテストを行い、今の状況を克服したいと思います」
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