決勝日を迎えたSUPER GT第4戦SUGO。昨晩は落雷を伴う激しい雨に見舞われたスポーツランドSUGOは、一時太陽が顔を出すなど天気は回復傾向にある。しかし、路面上は昨日の雨が残ったままでウエット宣言が出された中で午前9時00分から30分間のセッションがスタート。
各車一斉にコースインし、決勝に向けて様々なデータを収集しようと周回を重ねた。しかし、途中でアクシデントやコースオフなどで2度の赤旗中断になるなど各チームにとってやや不完全燃焼に終わる予選となった。
GT500クラスは、昨日から好調のウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)が1分17秒358でトップタイムをマーク。このままチェッカーになるかと思われたが、終盤になり路面が少しずつ乾き始めるとRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史)、KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘)が次々と好タイムをマーク。最後はARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮)が1分17秒153を出してセッションは終了となった。2位100号車レイブリック、3位17号車ケーヒン、4位にウイダーという順位。終わってみればホンダHSV-010がトップ4を独占してみせた。一方、ポールポジションスタートのREITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)は1分18秒715で15位と勢いがなかったが、彼らはドライになった時に力を発揮するだけに、今後天気が完全に回復すれば本来の力が取り戻ってくるだろう。
GT300クラスはDIJON Racing IS GT-R(高森博士/千代勝正)がトップを1分22秒376でトップタイム。こちらは上位が混戦となっており、決勝も予想がつかない展開が待ち受けていそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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