2013年のSUPER GT第4戦SUGO。いよいよ決勝のスターティンググリッドを決める公式予選が14時00分から行われた。
午前中から濃い霧の影響でセッション中断を繰り返すことが多く、予選開始前にも霧がかかりはじめて、スタートが遅れるのではないかと心配されたが、なんとか定刻通り14時00分にスタート。午前中から雨は降っていなかったため、ドライコンディションで予選Q1が行われた。
開幕戦から大混戦のGT500クラス、さらに1周の全長が短いスポーツランドSUGOが舞台ということもあり、走るたびに目まぐるしく順位が入れ替わる激しいレースとなった。その中でQ1トップを奪ったのはREITO MOLA GT-Rの関口雄飛。前週の鈴鹿合同テストでも好タイムを記録しており、その流れがここでも活かされる結果となった。一方、同じ日産GT-R×ミシュランタイヤとともに今季初優勝を目指すMOTUL NISMO GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)は1分15秒755とタイムが伸びず11位でまさかのノックアウトとなってしまった。この他にも前回セパンで優勝したカルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)や、同じ日産勢のD’Station ADVAN GT-R(安田裕信/ミハエル・クルム)も僅差ながらQ1敗退という波乱の展開に。
そしてポールポジションが決まるQ2では関口からバトンタッチした本山哲がさらにペースアップ。1分14秒660を記録し早々とトップに立つ。これにはZENT CERUMO SC430の立川祐路やウイダーモデューロHSV-010の山本尚貴など、今季好調なドライバーも手が届かない。DENSO KOBELCO SC430の石浦宏明が2位に入ったところで、各車が一旦ピットへ。もう一度タイムアタックを行おうとした時に急に雨が降り出しウエット宣言が出された。これではタイムアップは見込めず、MOLA GT-Rの今季初ポールポジションが決定。本山哲にとっては2010年第5戦SUGO以来となる3年ぶり、関口にとってはGT500ステップアップ4戦目でのPPとなった。
『記事:吉田 知弘』
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