多くのバイクファンが待ちに待った2013コカ・コーラ ゼロ 鈴鹿8時間耐久ロードレース(第36回大会)が25日に開幕。初日はフリー走行セッションが午後に2回行われた。
前日はあいにく雨に見舞われ、各チームも機材搬入やガレージ内の設営に苦労したが、いざ走行セッションが始まると、晴天に恵まれた鈴鹿サーキット。今日は木曜日ということもあり、一般的には平日だが、朝から、この週末を1年間楽しみにしていた熱心な8耐ファンが来場。スタンドで各ライダーの走りを見守った。
13時30分に1回目のフリー走行が始まると、各車が続々とコースイン。これまでの合同テストとは異なり、週末の決勝に向けて各ピットとも“レースモード”という雰囲気に。セッティングについてメカニックと話し合う表情一つをとっても、緊張感に満ちあふれていた。
初日のフリー走行で総合トップだったのは2011・2012年と連覇を果たしているF.C.C. TSR Hondaのジョナサン・レイ/清成龍一組。1回目でいきなり2分08秒812を記録。続く2回目でも2分09秒141の好タイムを叩き出し、3連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。またピットには6月末の全日本選手権ロードレース選手権で大怪我を負い今回は欠場となってしまった秋吉耕佑も姿を見せていた。まだリハビリ中で松葉杖をついて移動しなければならない状況だが、初日から献身的にチームをサポート。2連覇に大きく貢献したエースの欠場に、今回は苦戦が強いられるかと思われたTSRだが、彼の“走り以外でのサポート”が週末に向けて良い流れを作っていきそうだ。
総合2位にはゼッケン99番のBMW MOTORRAD FRANCE TEAM THEVENTが入り、2分08秒833とTSRに迫るタイム。総合3位には2012年全日本ロードレース(JSB1000)王者の中須賀克行がエースを務めるMONSTER ENERGY YAMAHA-YARTが入り、2分08秒972と上位3チームが2分08秒台をマークした。
またケビン・シュワンツの参戦で注目が集まっているゼッケン071番のTeam KAGAYAMAは1回目に2分10秒658、2回目に2分10秒697と安定した速さで総合10位につけ、こちらも順調な初日フリー走行となった。明日26日には、いよいよ決勝のスターティンググリッドを決める公式予選がスタートしていく。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。