【INDY】2013第11戦ポコノ(予選):マルコ・アンドレッティが地元でPP、琢磨は8位

©INDY CAR
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2013年のIZODインディカー・シリーズは早くも第11戦に突入。今回の舞台はペンシルバニア州のポコノ・レースウェイで1989年以来24年ぶりの開催となる。

1周2.5マイルのロングオーバルであるポコノは、通常のコースとは異なりターンが3つしかない三角形状のオーバルコース。前回のミルウォーキーから中1週間空いていることもあり、直前には2日間に渡ってオープンテストが行われて、現地時間の6日に決勝グリッドを決める予選が行われた。

1台ずつ出走し、コースを2周。その合計タイムで予選順位が決まる形式で行われた。今年のオーバルコースではシボレーエンジン勢が速さを見せているが、今回もフタを開けてみればトップ6を独占。その中でも平均スピード221MPHを超える速さを記録した地元ペンシルバニア州出身のマルコ・アンドレッティが1分21秒3473(221.273MPH)でポールポジションを獲得した。マルコ以外のアンドレッティ・オートスポーツも好調で、2位にライアン・ハンターレイ、3位にジェームス・ヒンチクリフが続き、フロントロー(今回は3列スタートのため3台が最前列)を独占した。

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日本期待の佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は1分22秒1453(219.124MPH)で8位。前回ミルウォーキーではエンジントラブルでリタイアに終わっただけに、ここポノコでは上位入賞を果たし、前回の分も取り返したいところだ。

佐藤琢磨コメント(Honda公式サイトより
「今日の予選結果にはとても満足しています。持っている力をすべて出しきりました。プラクティスでは1回しか予選シミュレーションができず、オープンテストとプラクティス1回だけと準備期間が短かったというのに、新しいコースでこれだけの成績を出せたのはエンジニア、そしてチームのクルーたちが最高の仕事をしてくれたからです。予選アタックはとても楽しいものでした。ターン1とターン3でマシンのバランスが全く異なるコースのため、アタック中はコクピット内でとても忙しくツールを操作していました。アタックを終えた時には、大きな達成感を得ることができました。明日のレースがとても楽しみです」

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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