2013年のF1世界選手権も折り返しの第9戦に突入。今週末はドイツGPが開催される。ホッケンハイムリンクとの交互開催で開催されているドイツGP。今回は1951年からの開催実績がある伝統あるニュルブルクリンクが舞台となる。
初日に行われた2回のフリー走行。当初は雨が降る心配もあったが、午前中からドライコンディションで行われ、22台のマシンが2年ぶりに走行するテクニカルコースをチェック。マシンセッティングを念入りに行なっていた。
トップタイムは先日の7月3日に26歳の誕生日を迎えたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。ここドイツは彼の母国GPではあるが、実は今まで優勝経験がなく、今回も地元ファンから期待が高まっている。今回は金色ベースのヘルメットで登場したベッテルは午後の2回目で1分30秒416をマーク。最近はメルセデスAMG勢が好調な中、彼らを抑えてのトップタイム。明日の予選に向けて幸先の良いスタートを切った。
2位には、こちらも母国GPとなるニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。トップとの差は0.2秒ではあるが、今回も一発の速さには自信がある様子。特にメルセデス陣営にしてもホームグランプリなだけに、今回も強敵レッドブル相手に勝利を掴むことが出来るのか、注目が集まる。
3位にはベッテルの同僚マーク・ウェバーがつけ、4・5位には最近上位でフィニッシュできていないキミ・ライコネン、ロメイン・グロージャンらロータス勢がつける展開。さらにフェラーリ勢も加えコンストラクターズ上位4チーム8台が1秒以内にひしめく接戦の初日となった。
注目の公式予選は、日本時間の6日(土)21時00分からスタート予定。ベッテルvsロズベルグのドイツ勢同士のポールポジション争いになる可能性も十分あり、明日の予選は今まで以上にハイレベルな展開が予想される。
『記事:吉田 知弘』
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