2013年の全日本ロードレース選手権第4戦筑波ラウンドが開幕。29日(土)には各クラスの公式予選が行われ、最高峰のJSB1000クラスでは2012年チャンピオンの中須賀克行(ヤマハYSPレーシングチーム)が今季初のポールポジションを勝ち取った。
今回も2ラウンド・ノックアウト方式で行われた予選。エントリーした28台中26台が出走したQ1だが、ここでまさかの事態が発生。今季2勝を挙げランキング首位を独創している秋吉耕佑(F.C.C. TSR Honda)が1コーナーで激しく転倒。事故直後は意識がなく、すぐに救急車で病院に搬送。そこで意識は取り戻したが、脳挫傷と左大腿骨骨折の重症と診断。明日の決勝は欠場することが決まった。今シーズン始めから7月末の鈴鹿8耐に照準を絞っており、自身も3連覇がかかる1戦だった。だが今回の怪我により優勝はおろか、参戦も絶望的な状況になってしまった。
秋吉不在の中で始まった上位9人で争われたQ2。その中で速さをみせたのが中須賀。ライバルたちを振り切る55秒772を記録しポールポジションを確定させた。2位には津田拓也(ヨシムラスズキレーシングチーム)、3位には渡辺一樹(TEAM GREEN)が続いた。
秋吉の欠場により、各ライダーにもチャンピオン争いに加わるチャンスが巡ってきた今回の第4戦。明日の決勝レースを制するのは誰になるのか?注目が集まる。
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