2013年のSUPER GT第3戦が、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで15日に開幕。決勝でのグリッドを決める公式予選が行われ、GT500クラスはカルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が、GT300クラスはARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志)がポールポジションをそれぞれ獲得した。
今回も2ラウンドのノックアウト方式で行われた予選。Q1から12号車のインパルGT-Rは絶好調で松田が1分55秒620でトップ通過。相方のオリベイラにバトンを渡す。トップ4台が0.5秒以内にひしめく接戦となったQ2でもオリベイラは果敢に攻め1分55秒456でQ1松田のタイムを上回り、昨年の第6戦富士以来となるポールポジションを獲得した。2位にはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)が46kgのウェイトハンデを背負いながらもフロントローに食い込む活躍をみせた。3位にはKeeper TOM’S SC430(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ)、4位はDENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)とレクサス勢が上位につける展開。第2戦富士同様に決勝で上位を独占する可能性も高く、彼らの走りから目が離せない。ここセパンで2連勝中のホンダ陣営は、ランキング首位のRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史)の5位が最高。チームでは3連覇がかかるウイダーモデューロHSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ)は、Q1でマコヴィッキィが1分55秒709で2位通過。山本が満を持してタイムアタックに挑むが、マシンのバランスを崩し痛恨のコースオフ。8位と悔しい結果に終わってしまった。しかし、午前中の公式練習でも2位タイムを叩き出していたため、決勝での挽回に注目が集まる。
GT300クラスは、ホンダCR-Z GTの独壇場となった。55号車でQ1を担当した小林崇志が2分03秒674でトップ通過を果たすと、高木真一がQ2で小林のタイムを0.6秒上回る2分03秒025を記録。コースレコードを更新して今季初ポールポジションを獲得した。MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴)が38kgのウェイトハンデを背負いながらも他陣営を圧倒し2位に食い込み、前回富士でも絶好調だったホンダCR-Z GT勢がフロントローを独占。さらにSUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太)も3位に入り、JAF-GT勢がFIA-GT3勢を抑えトップ3を独占する予選となった。
注目の決勝レースは、日本時間の16日17時00分からスタート予定。今年はどんな展開が待ち受けているのか?シーズン中盤戦の行方を左右する1戦から目が離せない。
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