スーパーフォーミュラと併催で行われた全日本ロードレース選手権第3戦。最高峰クラスのJSB1000はトップライダーによる白熱したバトルが展開された。
昨日の予選同様にウエットコンディションで行われた決勝レース。スタートではポールポジションの柳川明(TEAM GREEN)を先頭に、加賀山就臣(TEAM KAGAYAMA)、中須賀克行(ヤマハYSPレーシングチーム)、秋吉耕佑(F.C.C TSR Honda)が続く展開。ウエットコンディションながらも、少しずつ路面が乾き始めている難しいコンディションの中、真っ先に仕掛けたのが開幕2連勝中の秋吉。すぐに中須賀、加賀山をかわして2位に浮上すると3周目にトップ柳川もかわして首位に。このまま無敵の3連勝を達成してしまうのかと思われたが、現チャンピオンの中須賀が後半に向けて反撃を開始する。
終盤に秋吉と柳川がトップ争いを繰り広げている間に、背後に接近した3位中須賀。その後、柳川を抜いて2位に上がると、残り2周で秋吉も攻略しトップへ。そこから猛烈にプッシュし後方とのギャップを築いた。終盤に一気に片を付けるという大逆転劇を見せた中須賀がそのままトップチェッカーを受け、待望の今季初優勝を勝ち取った。
「路面の状況も天候も、ただ予選が雨でアタック合戦ができなかったのが心残りですが、またこの場所(1位)に戻ってこられて本当に良かったです。チャンピオン争いに向けて反撃を開始しないと間に合わないので、この次も攻めて行きたいです」とコメント。
ここまで“宇宙人”秋吉のペースで進んできていた2013シーズン。それに待ったをかけたのは、やはり現王者だった。
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