2013年のD1グランプリ第2戦決勝ラウンドが、三重県の鈴鹿サーキットで行われ末永直登が今季初優勝を飾った。
シード選手16人に加え、昨日の予選から勝ち上がってきた8人の計24人で始まった決勝ラウンド。その中から決勝トーナメントへ進出する16人を決める単走で、全体2位につけた末永。2台のマシンが同時にドリフトを行い、その迫力と技を競う追走トーナメントでは、初戦のベスト16から開幕戦で優勝した古口美範との対決となった。しかし古口のマシンにトラブルが発生し、決着がつく前にベスト8に進出すると、今度はSUPER GTでも活躍する織戸学との勝負。ここでも先にアドバンテージを取っていくドリフトでベスト4にコマを進めた。
準決勝の相手は予選ラウンドでトップ通過を果たした内海彰乃。追走1本目アドバンテージを握られてしまった末永だったが、冷静に2本目で逆転し念願の決勝戦へ。最後の相手は単走1位だった斎藤大吾。単走で100点オーバーの超高得点を叩き出した2人による決勝戦に、会場となった1・2コーナーのB・C席スタンドに詰めかけた観客からは惜しみない声援が贈られた。
注目の決勝1本目は後追いの末永が齋藤に詰め寄るドリフトでアドバンテージを奪う。前後を入れ替えて行われた2本目では逆転しようと焦った齋藤が末永に接触。そのまま齋藤はスピンを喫し勝負あり。末永が今季初優勝を飾った。
「こういう勝ち方は納得出来ないけど、いつも手強い齋藤選手に勝って優勝できたのは素直に嬉しい」と、後味が悪い勝ち方に納得の行かない表情を見せていたが、集まった観客に大きく手を振って声援に応えた。2位は決勝で敗れた齋藤。ベテラン上野高広との3位決定戦を制した内海が3位に入った。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。