2013IZODインディカー・シリーズ第5戦インディ500の予選「ポール・デイ」が現地時間の18日(土)午後に行われた。26日(日)に決勝が行われるが、長年の伝統に従い、今年も1週間前の土日に「ポール・デイ」「バンプ・デイ」が開催される。
この日はポールポジションが決まる「ポール・デイ」が予定されていたが、予選開始直前に雨が降り路面はウエットコンディションに。インディカーの場合、安全のため雨がふった時点で走行セッションは一時中断されることになっており、予定時刻より遅れて予選アタックが開始された。
インディ500は通常のラップタイムではなく、4周連続で周回しその平均スピードが速かった順でグリッドが決定。また1台ずつコースに出ての計測で、その順番はくじ引きにより決められる。
最初に33番まで用意されているグリッドのうち、1〜24番手までを決めるセグメント1がスタート。琢磨は2番目の出走順を手に入れたが、直前に降った雨の影響により、前半に出走するドライバーは比較的(ドライとはいえ)コンディションの悪い路面での計測となってしまった。トップバッターで出たスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の226.158mphを目指して計測を行ったものの、路面が良くないこともあり満足のいく走りができず、225.892mphの記録に留まった。その後、路面は徐々に良くなるにつれ各ドライバーがトップの記録を更新。琢磨は結局18位となり、セグメント2“ファスト9”進出とはならなかった。
セグメント1でのトップ9台で2013ポールシッターをかけて行われる“ファスト9”は、アタックの順番が後半だったシボレーエンジン勢で湿られた。その中でも抜群の速さをみせたのがエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)が228.762mphを記録してポールポジションを獲得した。
翌2日目「バンプ・デイ」では、今日決まらなかった25〜33番グリッドが決められる。
『記事:吉田 知弘』
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