2013年のF1世界選手権は、いよいよ舞台をヨーロッパに移し本格的なシーズンがスタート。その初戦となる第5戦スペインGPが現地時間の10日(金)から開幕。午前・午後とフリー走行セッションが2回行われた。
バーレーンGPから約3週間と時間が空いてしまったが、その間に各チームは序盤戦でのレース内容を徹底的に分析。上位チームは改良型のパーツを投入するなど戦闘力アップを図って今回のレースに挑んでいる。
この日のカタルーニャサーキットは朝から雨に見舞われウエットコンディションでスタート。しかし天候は徐々に回復し、午前中のセッション終盤からドライコンディションに。そこで地元スペイン出身のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が1分25秒252でトップタイムを記録。僚友のフェリペ・マッサも2位につけ、フェラーリチームが幸先の良いスタートを切った。
午後になると、天候は完全に回復しドライコンディションに。すると、午前中はあまり積極的に走行しなかったレッドブル陣営がペースアップ。セッション中盤に今回もオプション(ソフト)側になるミディアムタイヤを履いたセバスチャン・ベッテルが1分22秒808を叩きだしトップに立つとライバルのアロンソも1分22秒825と僅差のタイムを記録。その後はレースを想定したロングラン走行を各車が行い、結局ベッテルのタイムがこの日の最速となった。
2位も変わらず0.017秒差だったアロンソ、3位にはベッテルの僚友マーク・ウェバーが入り1分22秒891を記録している。以降は23秒台のタイムだったが、僅差であるとは変わらずキミ・ライコネン(ロータス)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)と続いた。
決勝グリッドを決める公式予選は日本時間の11日(土)21時00分からスターとの予定。約3週間ぶりにF1の白熱したバトルを楽しめる週末が帰ってきた。
『記事:吉田 知弘』
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