2013年のWEC第2戦スパ6時間が、日本時間の4日(土)21時30分にスタートが切られた。
晴天に恵まれたスパ・フランコルシャン。LMP1クラスは王者アウディR18勢がトップを独占。スタートから独走態勢担っていくかと思われたが、トヨタTS030 HYBRID勢も必死に食らいつき、アレキサンダー・ブルツ/ニコラ・ラピエール/中嶋一貴組の7号車が1時間半を経過したところでトップに浮上。前回シルバーストンで課題となったレースペースを改善、さらに先日のSUPER GT第2戦で優勝した中嶋一貴も、今回はチームに加わり3人体制で挑んでいる。しかしアウディの2号車を駆るロイック・デュバルも背後にピッタリと食らいつき、レース序盤から一瞬も気が抜けない接戦。3時間が経過した現在はピットストップの関係で7号車がトップ。中嶋一貴がステアリングを握り、トータル82周を消化している。
【LMP1クラス(3時間終了時点:82周消化)】
1位:#7 TOYOTA TS 030 HYBRID(アレキサンダー・ブルツ/ニコラ・ラピエール/中嶋一貴) 82周
2位:#1 Audi R18 e-tron Quattro(アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/マルセル・ファスラー) +20.3秒
3位:#1 Audi R18 e-tron Quattro(トム・クリステンセン/ロイック・デュバル/アラン・マクニッシュ) +28.9秒
また小林可夢偉が参戦するLM GTE Proクラス。予選こそライバルのアストンマーティン98号車(ブルーノ・セナ/フレデリック・マコヴィッキィ/ロブ・ベル)にポールポジションを奪われるも、序盤から可夢偉の所属するAFコルセ(フェラーリ458イタリア)がワン・ツー態勢を築く。その後、第2スティントで51号車を駆るジャンカルロ・フィジケラが進路妨害でストップ&ゴーペナルティを受けたことにより、ちょうど可夢偉がステアリングを握っているタイミングでトップに浮上。前回シルバーストンではアストンマーティン・レーシング勢に完敗だったAFコルセだが、3時間を経過した時点で98号車に対して30秒近いリードを築いてワン・ツーの死守。依然71号車がトップをキープしている。
【LM GTE Proクラス(3時間終了時点)】
1位:#71 AFコルセ(小林可夢偉/トニ・バイランダー) 73周
2位:#51 AFコルセ(ジャンカルロ・フィジケラ/ジャンマリア・ブルーニ) +20.0秒
3位:#98 アストンマーティン・レーシング(ブルーノ・セナ/フレデリック・マコヴィッキィ/ロブ・ベル) +48.3秒
『記事:吉田 知弘』
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