ついにスタートを切ったSUPER GT第2戦富士の決勝。決勝前から少し風が強まり、メインストレートは追い風。しかし晴天であることは変わらず、グランドスタンドはほぼ満員の中、スタートが切られた。
GT500クラスはPETRONAS TOM’S SC430の中嶋一貴がトップ死守。2番手にDENSO KOBELCO SC430の石浦宏明が続く展開。昨日の記者会見でもスタートをきっちり決めたいと言っていた一貴だが、まさに有言実行。しかし石浦も必死に追いすがり、10周目にトップを奪う。一瞬はトップに立つものの、その後にコースオフを喫してしまい再び一貴がトップ。その後は順調に周回を重ね20周が終了した時点で8.3秒のリードを築いた。
GT300クラスはスタートで2番手のMUGEN CR-Z GT(武藤英紀)がアウトからトップを奪う。一方いきなり追いかける展開となったSUBARU BRZ R&D SPORTの佐々木孝太だったが3周目にトラブルで緊急ピットイン。またしても優勝争いから脱落してしまう。その後はHANKOOK PORSCHE(影山正美)、S Road NDDP GT-R(星野一樹)とのバトルになるが、他を寄せ付けない走りで一気に10秒以上の差を築き、独走中だ。
GT500ではレクサス勢、GT300ではホンダ勢が好調の中、日産勢は苦しいレースを強いられており、GT500の3位を走っていたMOTUL NISMO GT-R(ロニー・クインタレッリ)が17周目の1コーナーで白煙をあげてスロー走行、S Road NDDP GT-R(星野一樹)もタイヤのパンクで緊急ピットインを余儀なくされ、順インを多いく下げている。
これでトップ4がレクサス勢という独壇場に。このままレースが進むのかと思われたが、ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也)、ZENT CERUMO SC430(立川祐路)が2・3位に進出。そろそろ1回目のピットインのタイミングを迎える。
【GT500:25周終了時点】
1位:PETRONAS TOM’S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)
2位:ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資)
3位:ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)
4位:DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)
【GT300:23周終了時点】
1位:MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴)
2位:HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢)
3位:マネパランボルギーニ GT3(織戸学/青木孝行)
4位:エヴァRT初号機アップルMP4-12C(高橋一穂/加藤寛規)
『記事:吉田 知弘』
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