2013年のIZODインディカー・シリーズは早くも第3戦が開幕。カリフォルニア州のロングビーチ市街地コースで現地時間の20日(土)公式予選が行われ、ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)が今季初、通算30回目のポールポジションを獲得した。
3ラウンド・ノックアウト方式で行われた公式予選。フランキッティは順調にファイナルステージに進出するとソフトコンパウンドのレッドタイヤでタイムアタック。1分07秒2379をマークし、王者ライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)に0.0555秒差で競り勝って今季初のポールポジションを獲得した。
ダリオ・フランキッティ コメント
「今日獲得したポールポジションにはとても大きな意味があります。バーバー・モータースポーツパークでの第2戦では、私たちのマシンは速かったのですが、予選は苦戦を強いられました。そこから一転、第3戦ロングビーチでの私たちは予選用のマシンも速いものに仕上げることができ、マシンが持つ力をフルに引き出すことができました。Hondaのエンジニアたちがハードワークを続け、エンジンのパフォーマンスも大きく向上しています。今のインディカーの実力伯仲ぶりには目を見張るものがありますが、そのような激しい戦いの中でポールポジションを獲得できたことを誇りに思います」
(HondaRacingリリースより)
また日本期待の佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は先週日本でスーパーフォーミュラ開幕戦にスポット参戦した後すぐにアメリカに戻っての参戦と、ハードスケジュール。土曜午前のプラクティスまではタイムが伸び悩んでいたが、セッティングを細かく変更して臨んだ予選では見事ファイナルステージまで進出。トップとは0.3秒差の4位につけた。
佐藤琢磨コメント
「プラクティス3ではマシンのバランスが思い通りにならずに苦しみましたが、予選に向けてはソフトタイヤ使用に合わせてセッティングを調整し、それが大変うまくいきました。チームが本当にすばらしい仕事をしてくれています。ロングビーチでの予選4番手は自分にとってベストです。レースに向けては、明日のファイナルプラクティスで最後の確認、そして調整を行いたいと考えています」
(HondaRacingリリースより)
開幕戦に続いて好位置につけた佐藤琢磨。日本時間の22日(月)早朝に行われる決勝レースでは、自身初のインディ優勝を目指す。
『記事:吉田 知弘』
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