決勝日も晴天に恵まれた2013年の鈴鹿2&4レース。舞台となる鈴鹿サーキットには併催のスーパーフォーミュラの決勝も控えており、グランドスタンドは多くのファンで埋め尽くされた。
開幕戦とは打って変わりドライコンディションでのレース。ポールポジションの秋吉耕佑(F.C.C. TSR Honda)を筆頭に柳川明(TEAM GREEN)、高橋巧み(MuSASHi RTハルク・プロ)、津田拓也(ヨシムラスズキ)、中須賀克行(ヤマハYSP)、加賀山就臣(TEAM KAGAYAMA)など、国内トップライダーが上位グリッドに集結。注目のシリーズ第2戦決勝となった。
スタートでは秋吉が順当にトップで1コーナーへ。3番手の高橋巧が好ダッシュをみせ2位と続いていく。高橋は秋吉に逃げられる前に勝負を仕掛けて行きたいところだったが200Rでパーツが散乱、安全確保のためセーフティーカーが導入される。
6周目からレースが再開すると、3位争いが白熱。スタートで4位に上がっていた加賀山就臣が柳川明を抜いて3位浮上。しかし柳川も諦めずにプッシュしている間に5位の中須賀克行も集団に混ざり、3台による表彰台争いが展開された。その間に、トップ秋吉は開幕戦同様に独走状態を築こうとするが、2位高橋が意地で追いかけ、2台による優勝争いとなっていく。特にリスタート後は高橋も肉薄するが、“宇宙人”秋吉も安定した速さで徐々に高橋を引き離し10周を終えた時点で3.7秒のリードを築く。
結局、最後までミスのない完璧な走りをみせた秋吉がそのままトップチェッカーを受け、開幕2連勝を飾った。2位は最後まで追い上げの走りを続けた高橋、3位には怪我で満身創痍の状態でありながらも、渾身の走りをみせた加賀山が入った。
『記事:吉田 知弘』
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