全日本ロードレース選手権の開幕戦ツインリンクもてぎの決勝レースが31日(日)に行われ、ポールポジションからスタートした秋吉耕佑(F.C.C. TSR Honda)が後続に大差をつけ優勝を飾った。
決勝日を迎えたツインリンクもてぎは、朝から雨。完全なウエットコンディションの中でレースを迎えた。ウォームアップ中も転倒するライダーが続出し、コースチェックなどの安全確認を行った結果スタートディレイとなり、当初の19周から16周に減らされてJSB1000クラス決勝がスタートした。
ポールポジションの秋吉はそのまま抜群のスタートでトップを死守すると、あっという間に後続を置き去りにして独走態勢を築いていく。後続では予選Q2で転倒し10番手スタートとなった高橋巧(MuSAShi RT ハルク・プロ)が徐々に追い上げ2位まで浮上。秋吉攻略のためにペースを上げるものの、その姿を捉えることはできなかった。
結局最後まで手を緩めず攻め続けた秋吉は2位高橋に17.4秒もの大差をつけて優勝。昨年はシーズン直前の怪我で参戦できなかったもてぎラウンドを制した。2位には高橋、3位には昨年のチャンピオン中須賀が入り、現在の国内2輪を代表するライダーが表彰台に登った。
レース後の会見で秋吉は「昨年は開幕直前に転倒して、怪我によりもてぎ大会に出場出来ませんでした。それだけに、今回の優勝は感無量です。」とコメント。中須賀に奪われてしまったシリーズチャンピオンを奪還するべく、最高のスタートを切った。
次回は4月13・14日に鈴鹿サーキットで「鈴鹿2&4レース」としてスーパーフォーミュラとの併催で第2戦が予定されている。
『記事:吉田 知弘』
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