3月30日、国内最高峰の2輪レース「全日本ロードレース選手権」がツインリンクもてぎで開幕。この日は公式予選が行われ最高峰クラスのJSB1000は秋吉耕佑(F.C.C. TSR Honda)がポールポジションを獲得した。
前夜からの雨でウエットコンディションからスタートした予選日。JSB1000の予選開始時点では路面が乾き始めてきていたが終盤に雨がパラつき出すなど、終始難しいコンディションとなった。今年は2ラウンド制のノックアウト方式で予選が行われ、40分間のQ1では高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)が1分50秒168でトップタイムを記録した。しかし続くQ2の“トップ10トライアル”では、アタック中に転倒してしまうなど歯車が噛み合わず、結局10位に終わった。
トップ10トライアルで速さを見せたのが秋吉。1分50秒385を記録し、今季最初のポールポジションを獲得。昨年前はシーズン直前のテストで転倒、大怪我を追ってしまい開幕戦は欠場を余儀なくされたが、再び全日本選手権のタイトル奪還のために、幸先の良いスタートを切った。
2位には昨年のチャンピオン中須賀克行(ヤマハYSPレーシングチーム)が入った。3月初旬に鈴鹿で行われたテストではS字で激しく転倒するシーンも見られ、シリーズ戦への影響が心配されたが、元気な姿で登場。予選では秋吉に届かなかったものの決勝で優勝を十分に狙える位置につけた。3位には名門ヨシムラから参戦する津田拓也(ヨシムラスズキレーシングチーム)、4位に柳川明(TEAM GREEN)、5位に加賀山就臣(Team KAGAYAMA)など、国内を代表するライダーが上位に名を連ねた。
注目の2013シリーズ開幕戦JSB1000クラスの決勝は31日(日)15時15分からスタート予定だ。
『記事:吉田 知弘』
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