昨日は大雨により順延されたオーストラリアGPの公式予選が、日本時間の午前9時00分からスタートした。
現地のアルバートパーク・サーキットは昨日の雨が残った中でQ2が開始。各車インターミディエイトタイヤを装着して一斉にコースイン。周回を重ねるが、いきなりのぶっつけ本番という予選になってしまったためかコースオフするマシンが多く見られた。
このコンディションで速さを見せたのがニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。1分36秒194と他を圧倒するタイムで1位通過を果たす。それ以外もレッドブル、フェラーリ、ロータスなどの各陣営も順当にQ3へ進出。しかしマクラーレンに新加入したセルジオ・ペレスはタイムを伸ばすことができず15位でノックアウトとなってしまった。
そして10分勝負で行われるQ3。この頃には路面コンディションも回復し、各車インターミディエイトでコースに出るものの水しぶきが余り確認できないほどドライに近い状況になる。すると残り5分でジェンソン・バトン(マクラーレン)がスーパーソフトでコースインしたのを皮切りに各車一斉にドライタイヤに交換。2013年最初のポールポジション争いは、まさに1発勝負のタイムアタック合戦となった。
最初に好タイムを叩きだしたのはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。Q2タイムを約8秒以上も上回る1分29秒184をマーク。暫定トップに立つが金曜日のドライで好調だったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分27秒407でトップタイムを更新。その後マーク・ウェバー(レッドブル)も1分27秒827で続きレッドブル陣営がワン・ツーを確保する。この牙城を崩すべく、各車が再度タイムアタックを行いハミルトンも果敢に攻めていくが1分28秒087と一歩及ばず3番手まで。これでセッションは終了となり、ベッテルが通算37回目のポールポジションを獲得した。
注目の決勝は、この後(日本時間)15時00分からスタートの予定。この後は完全なドライコンディションに回復すると見られているが、果たしてどのようなレースが待っているのか?今季最初のF1決勝から目が離せない。
『記事:吉田 知弘』
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