開幕まで1ヶ月を切った2013年のSUPER GT。そのシーズンの展開を占う意味でも重要な公式合同テストが開幕戦の舞台となる岡山国際サーキットで始まった。
これまで2月を中心にメーカーテストやタイヤテストなどが各サーキットで行われてきたが、ほとんどのものが非公開。メディアの立ち入りも制限されるほどの厳戒態勢でマシンやタイヤの開発が進められてきた。今回の公式合同テストではGT500で戦う3メーカーやGT300の有力チームが揃って参加。実質的に今年初めてオープンな場所でライバル達が一緒に走行を行う機会となる。初日の16日(土)は晴天に恵まれ気温も17℃まで上昇。午前、午後合わせて4時間のセッションが行われた。
今年も日産、ホンダ、レクサス(トヨタ)の国内3メーカーによるバトルとなるGT500クラス。初日で速さを見せたのがENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資)だった。午前中のセッションに大嶋が1分21秒963をマークし、これが初日のベストタイムとなった。2番手にはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)が付け、チャンピオンコンビが揃って移籍したMOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)、4番手にRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史)が入り、シーズン前から3メーカーがしのぎを削った。
GT300クラスは昨年チャンピオンを獲得したENDLESS TAISAN PORSCHEの横溝直樹が1分28秒049で最速。2番手に無限CR-Z(武藤英紀/中山友貴)、3番手にGSR 初音ミク BMW(谷口信輝/片岡龍也)がつけ、こちらも昨年好調だったチーム・ドライバーが上位に名を連ねた。
このSUPER GT公式合同テストは明日17日も同サーキットで開催される。
『記事:吉田 知弘』
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