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【F1】2013年の主なレギュレーション変更点
- 2013/3/13
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いよいよ開幕間近に迫った2013年のF1世界選手権。今年も細かな点でいくつかレギュレーション(競技規則)が変更されている。新シーズンの開幕前には必ずチェックしておきたい変更点、今回はテレビや現地観戦で直接的に関わる主な部分のみをピックアップした。
【フリー走行・予選時のDRS稼働ゾーンについて】
昨年まではフリー走行と予選に限り、ドライコンディションであればコース全域でDRS(可変リアウイング)が使用可能だった。しかし、今年はセッションに関係なく指定されたDRSゾーンでしか使用できない事になった。これによる影響は予選でのタイムが昨年よりも若干落ちる可能性があるくらいだが、予選と決勝でDRS使用可能区間が統一されたことで、観るファンにとっては分かりやすくなったと言えるかもしれない。
ちなみに決勝では従来通りスタート直後とウエットコンディションでは使用不可、また前のマシンとの差は1秒以内という条件は変わらない。
【予選のノックアウト台数が変更】
今年はHRTが参戦を取りやめたことにより、昨年より2台減った22台がエントリー。これにより公式予選の各ラウンドでノックアウト台数も調整される。
一見大きく変わらないように見えるが、中団グループは大きく影響を受けることになる。特にQ1からQ2に進出する台数。これまではトップ17台だったが今年は1台減ってトップ16に。昨年までギリギリで17位Q2進出を果たしていたチーム・ドライバーは今年になるとQ1ノックアウトとなってしまう。昨年も10〜17位集団の争いは白熱していたが、この台数変更にでQ1の争いが激化することは確実。できるだけQ2・Q3に残しておきたい新品のオプションタイヤ(欠くレースで持ち込まれるドライタイヤで柔らかい方)をQ1から積極的に投入するところも数チーム現れるだろう。今年はQ1から気の抜けない争いが観られそうだ。
【昨年不評だった段差ノーズにカバーの取り付けOK!】
すでにシーズンオフのテストや新車発表の段階から話題になっている段差ノーズ。昨年の車両規定改正で生じることになったフロントノーズ部分の段差だが、ファンや関係者からあまりにも不評で、それを隠すためのカバーを付けても良いというルールに変更された。
[左:段差ノーズ採用のケータハム、右:段差カバー採用のフェラーリ(Photo:Pirelli)]
このため、フェラーリやマクラーレンをはじめ、多くのチームが段差を隠すカバー“化粧プレート”を導入。しかしロータスなど一部のチームは「カバーを付けるメリットがない」として段差ノーズを剥き出しにした新車を発表するなど、チームに寄って方向性が大きく異なっている。この差がマシンの性能全体に大きく影響することはないだろうが、開幕戦では注目して観てみていただきたいところだ。
以上が2013年のレギュレーション変更点で、まず開幕戦までには知っておきたい項目だ。もちろん、これ以外にも細かい部分でたくさんの変更が加えられているのが、一つ一つ紹介しても覚えきれるものではない。各レースのレポート等で触れる機会があれば、ご紹介して行きたいと思う。
『記事:吉田 知弘』
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