昨年から世界耐久選手権(WEC)にワークス参戦を果たしているトヨタが19日、フランス・ポール・リカール・サーキットで2013年のWEC参戦体制を発表。同時に2013年仕様の改良版TS030HYBRIDが公開された。
昨年は、6レースに参戦し3勝を挙げる大活躍をみせたトヨタ。しかし、6月のル・マン24時間耐久レースでは一時優勝争いに絡む快走をみせるものの、アクシデントにより2台ともリタイアという悔しい結果に終わった。
今季はWECでのシリーズチャンピオンに加え、長年叶えられなかったル・マン24時間での総合優勝を目指し、TS030を改良。レギュレーション変更になった最低車両重量15kgアップに対応。モノコックを全面改良し空力パッケージも見直すなど、細部に渡り変更が加えられた。
ドライバーズラインナップは昨年と変わらず、エースカーである7号車にはアレキサンダー・ブルツ、ニコラ・ラピエール、中嶋一貴の3人組。8号車にはル・マンでの怪我から復帰したアンソニー・デビッドソンにステファン・サラザン、セバスチャン・ブエミという布陣で挑む。
今年もル・マンには2台体制で参戦する他、今年は8号車もWECシリーズ戦にも参戦予定。10月には富士スピードウェイで日本ラウンドも開催され、ここでは2年連続母国GP制覇に期待が集まっている。
早速、改良版TS030は20日からポール・リカールで本格的なテスト走行を開始、4月14日に決勝が行われる開幕戦(イギリス・シルバーストン)に向けて準備を進めていく。
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