今季もF1世界選手権に参戦するイギリスの名門ウィリアムズチームが19日、この日からプレシーズン合同テストが行われるスペイン・バルセロナのカタロニアサーキットで新車「FW35」を発表した。
ガレージ前に新車を用意し、今季ドライバーを務めるパストール・マルドナードとバルテリ・ボッタスの2人がアンベールし集まった報道陣に新車をお披露目。また同時刻にウィリアムズの公式Webサイトでも新車の画像やマシンスペックなどの詳細情報が公開されている。
昨年は段差ノーズによりフラットなフロントノーズが印象的だったウィリアムズ。今季から装着が許された化粧プレートを採用し段差を隠すデザイン。ノーズ先端部分は昨年の流れを残して横に大きく広がったデザインになっている。
またカラーリングも若干変更が加えられており、昨年よりも白のラインが多く入っている。正面斜め上の角度から見ると、国内のスーパーフォーミュラで活躍するNAKAJIMA RACINGのカラーリングと似たような印象を受ける。
ドライバーは、昨年悲願の初優勝を獲得し、チームに8年ぶりの優勝をもたらしたパストール・マルドナードが引き続きエースで残留し、昨年はサードドライバーでチームに貢献したバルテリ・ボッタスがステップアップしF1デビューを果たす。
チャンピオン争いの舞台から遠ざかって、早10年近い年月が流れてしまっているF1界の老舗チーム「ウィリアムズ」。昨年はマルドナードの活躍もあり、コンストラクターズランキング8位に順位を上げた。今年はさらなる飛躍を目指し、若手2人が新車FW35で各コースを攻めることになる。
そして、今季F1に参戦予定の11チーム全ての新マシンがこれで出揃うことになり、19日から4日間にわたってバルセロナ合同テストが開催される。開幕戦までの時間も少なくなってきており、各チームともに準備に余念がない。
今シーズンは、この新しいマシンで“たった一つしかない栄冠”を勝ち取るのは、どこのチーム・ドライバーなのか?今シーズンのF1も目が離せない大熱戦が繰り広げられそうだ。
『記事:吉田 知弘』
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