ヘレス合同テストは3日目に突入。7日もドライコンディションで終日テストが行われ、11チーム12名のドライバーが参加した。
この日からは担当ドライバーを変更するチームが多く、レッドブルは3連覇を成し遂げた現王者セバスチャン・ベッテルがヘレス初登場。RB9での初テストながら101周も走り込み、マシンの習熟に努めた。初日3位、2日目はトップタイムを記録したロータスチームは、エースのキミ・ライコネンが満を持して登場。ベッテルに次ぐ4番手タイムを記録した。
注目ドライバーが顔を揃えた3日目でトップタイムを記録したのはフェラーリのフェリペ・マッサ。前日までのトップタイム(1分18秒台)を大きく上回る1分17秒879を記録した。昨年はプレシーズンテストからマシンバランスに苦しんだフェラーリ。新車F138を本格的に走行させたマッサは「走り出しの印象は凄く良い。昨年とはかなり違う感じだよ。もちろん、まだまだF138のことを知る必要はあるが、確実に素晴らしい一歩を踏み出すことが出来た」と、初日のテスト終了後にコメントした。フェラーリは今週のヘレステスト全日程をマッサが担当することになっており、明日も良いタイムが期待できそうだ。
また、2日間トラブルやアクシデントで満足に周回することが出来なかったメルセデスAMG。今日はニコ・ロズベルグが担当し、これまで不完全燃焼に終わった分を取り戻すべく、約2レース分の距離にあたる148周を走破。ベストタイムも1分18秒766を記録し、2番手で3日目のテストセッションを終えた。
『記事:吉田 知弘』
【ヘレス合同テスト3日目(2月7日)結果】
1位:フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分17秒879
2位:ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)1分18秒766
3位:セバスチャン・ベッテル(レッドブル)1分19秒052
4位:キミ・ライコネン(ロータス)1分19秒200
5位:ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)1分19秒247
6位:ジェームス・ロシター(フォースインディア)1分19秒303
7位:ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分19秒603
8位:エステバン・グティエレス(ザウバー)1分19秒934
9位:マックス・チルトン(マルシャ)1分21秒269
10位:バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)1分21秒575
11位:シャルル・ピック(ケータハム)1分22秒352
12位:ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)1分23秒729
(リザルト:ヘレスサーキットより)
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