[王者レッドブルの新車RB9(Photo:GettyImages)]
いよいよ2013年のF1開幕に向けて本格的なカウントダウンが始まる。今日(5日)から4日間にかけて、スペインのヘレスサーキットで、今年初となるF1プレシーズン公式合同テストが実施される。
トップチームを中心に、このヘレステストに合わせて2013年仕様の新車を完成させ、すでに半分以上のチームが新車お披露目を完了。次は「速い走りができるのか?」という本格的なテスト走行へと舞台は移っていく。
現在のF1では、シーズン前のテスト走行に厳しい制限が限られており、今年も用意された日程は合計でわずか12日間のみ。その中でチームに所属する2名のレギュラードライバーに加えテストドライバーも参加して、マシンの熟成と性能確認が行われていく。
その中でも各チームのマシンが初顔合わせとなるテスト初日。この日にどのチームが?どのドライバーが?トップタイムを叩き出すのか、非常に注目だ。
もちろん、テスト初日は多くのチームが新車のシステムチェックを行うため全開走行は行わない。またチームごとで走行プログラムも異なるため、今日出てくるタイムがそのまま今シーズンの勢力図になる可能性は少ない。しかし、例年の傾向を見ても、初日でトップタイムを叩き出すことでファンや関係者に与える印象も大きく変わる他、ライバルチームにもプレッシャーを与えることができる。ちなみに昨年は久しぶりにF1復帰を果たしたキミ・ライコネン(ロータス)がトップタイムを記録し、注目を集めた。ライコネンはそのままシーズン全20戦中19戦で入賞。第18戦アブダビGPでは優勝も飾り、ドライバーズランキング3位を獲得している。
果たして、今回のヘレステスト「初日の“一番時計”」を記録するのは、誰になるのか?日本時間の5日深夜にリザルトが判明する予定だ。
『記事:吉田 知弘』
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