11日に開幕した東京オートサロン2013の会場内にあるトヨタ・GAZOO Racingブースで、報道関係者向けのプレスブリーフィングが行われ、2013年のニュルブルクリンク24時間耐久レースの参戦体制が発表された。
昨年、レクサスLFAに加えトヨタ86を2台投入。合計3台体制で参戦し、LFAが総合15位に入る活躍でSP8クラスで優勝。初参戦となった86も大健闘し総合46位でSP3クラスで優勝を飾るという、チーム史上最高の結果となった。
今季もLFAと86(2台)の3台体制で挑むGAZOO Racing。しかし、今年はドライバーの組み合わせを大幅に変更し、以下の布陣となった。
レクサスLFA
影山正彦/石浦宏明/大嶋和也
トヨタ86(1号車)
飯田章/井口卓人/蒲生尚弥
トヨタ86(2号車)
木下隆之/佐藤久実/矢吹久★/平田泰男★
★:トヨタ社員ドライバー
昨年は86を担当した影山、石浦、大嶋の3人が今年はエース車両といってもよいLFAをドライブ。長年チームの牽引役としてLFAをドライブしてきた飯田は井口、蒲生の若手ドライバーと組んで86から参戦する。また86の2号車には社員ドライバーが2名参加。大ベテランの木下がチームやトヨタ社内の人材育成も兼ねて2号車のエースドライバーを務める。なお、昨年もLFAのクラス優勝に貢献した脇阪寿一は国内レースの参戦スケジュールとの兼ね合いで今年のニュル24時間は欠席することになった。
ステージ上には参戦するドライバーに加えチーム代表の豊田章男社長、残念ながら今年は参戦しないが応援に駆けつけた脇阪寿一らが登場、各マシンのドライバーたちが意気込みを語った。
影山正彦
「今年はLFAでの参戦となりました。石浦選手、大嶋選手の力をかりて、チームワークよく戦って行きたいと思いますので、応援よろしくお願いします。」
飯田章
「今年は若手2人とともに参戦します。今年は86が相当参加してくると思います。その中で皆で力を合わせて1周でも多く走り切ってチェッカーを受けたいです。」
木下隆之
「我々(2号車)も勝ち負けはもちろんこだわりますが、GAZOOの理念である“人を育てる”という部分でのミッションもいただいております。とにかくトヨタやGAZOO、チームに貢献できるように頑張ります。」
昨年は日本からニュル24時間を応援した豊田社長だが、今年はチーム代表としてチームに帯同予定。「昨年よりも1周でも多く周回を重ねられるよう、さらに人とクルマを鍛えて挑みたいと思います。」と抱負を語った。
今年はクラス優勝だけでなく、さらに高い壁に挑むGAZOO Racing。注目のニュルブルクリンク24時間耐久レースは5月17日(金)〜5月20日(月)の予定で開催される。
『記事:吉田 知弘』
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