2013年に入って最初のビッグイベント「東京オートサロン2013 with NAPAC」がついに開幕した。
今年のオートサロンは、今まで使用していなかった北ホール(ホール9・10・11)も使い、過去最大級の規模で開催される。またオートサロンとライセンス契約を結び、昨年からバンコク(タイ)での開催が始まり、今年はシンガポールでも日本が誇るカスタムカーの祭典が開催されることが決定している。こういった海外への進出もあり、海外からも多くの報道陣が幕張メッセにおとずれている。
初日となる11日(金)は報道・業界関係者招待日となっており、各自動車メーカーが今季のモータースポーツ体制を発表が行われた。トヨタ・GAZOO RACINGブースでは2013年のニュルブルクリンク24時間耐久レースに今年もレクサスLFAとトヨタ86で参戦。しかしドライバーズラインナップに大きな変更が入り、LFAは影山正彦/石浦宏明/大嶋和也が担当、86の1号車は飯田章/井口卓人/蒲生尚弥、86の2号車は木下隆之、佐藤久実に加えトヨタの社員ドライバーである矢吹久、平田泰男がステアリングを握る。
スバルも2013年のモータースポーツ体制を発表。SUPER GTでは昨年同様にBRZで継続参戦。ドライバーも山野哲也と佐々木孝太のコンビ。BRZ2年目となる今年は新しいシャシーでほぼ一から製作しなおしたBRZとのこと。さらにタイヤメーカーもミシュランに変更し、FIA-GT勢が圧倒的に有利と言われているGT300で悲願のBRZとして初優勝を目指す。
またGT300に参戦するゲイナーもDIXCELブースで参戦体制を発表。昨年使用したアウディR8からメルセデス・ベンツSLSにマシンを変更。さらにドライバーズラインナップも一新し、平中克幸とビヨン・ビルドハイムのコンビでタイトル奪還を目指す。長年チームをけん引してきた田中哲也は2台目となる10号車をドライブ。チームのアドバイザーを兼務する。なお10号車の参戦車両については、まだ未定とのことだ。
ここまでの発表で紹介したマシンは会場内に展示されている(一部2012年仕様のものもある)。
この他にも、各メーカーのブースを中心に注目のレーシングカーが勢ぞろい。まずは昨年のル・マン24時間で注目を集めた日産デルタウイングが日本に上陸。日産ブースに展示されている。当時のル・マンでの活躍を知る関係者にとってはデルタウイングを間近で見るのは初めてということもあり、興味津々でマシンをのぞき込んでいた。
同じ日産ブースには国内外のモータースポーツで注目を集めているNISMO GT-R GT3バージョンが展示されている他、ニスモ・オーテックのカスタムカーも登場している。
一般の特別公開は午前9時から北ホールのみオープンとなっていたが、午後1時から全ホールがオープン。これを前に中央ホールエントランスでオープニングセレモニーが行われた。今年も東京オートサロンアンバサダーを務める哀川翔さんらが出席、テープカットが行われた。
今日は前述にもある通り特別公開日として設定されており、通常の一般公開は12日(9:00〜18:00)、13日(9:00〜17:00)の2日間にわたって行われる。
『記事:吉田 知弘』
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