今年も大盛況だったTGRF。その中のコンテンツの一つに「モータースポーツお仕事体験」というものがある。これは普段はなかなか体験できないモータースポーツの内側で働く人たちが、どんなことをやっているのか?を子どもたちに実際になりきって体験してもらうプログラム。その中でも今回は「キッズ記者体験」でピット内やドライバーの取材体験をする子どもたちの様子を“取材”させていただいた。
まずは実際にプレス関係者が着用している富士スピードウェイのプレスタバードを着て、まずはメディアセンターを見学。広報の方が丁寧にメディアセンターについて説明。普段は入れない場所とあって少々緊張した様子だった。
続いて1Fのピットへ。ENEOS SUSTINA SC430で参戦するTeamLeMansに行き、チームスタッフからマシンについての説明を受け、熱心に耳を傾けていた。参加者たちは実際に取材した後、記事を書かなければいけないため、全員メモ用のバインダーを持って、時にはしっかりメモをとっていた。
そこに、このマシンで今季のSUPER GTを戦った伊藤大輔選手が飛び入り参加。せっかくの機会ということで質問タイムが設けられ、「富士で一番難しいコーナーはどこですか?」「夏の暑い時はどうやって我慢するんですか?」と、鋭い質問が続々と出てきた。伊藤も、まさに本番さながらのインタビューを受けているかのように時には考えながら子どもたちに分かりやすく回答していた。
その後、再びメディアセンターに戻ってきて、今度はフォーミュラ・ニッポンに参戦する松田次生(TEAM IMPUL)、安田裕信(KONDO RACING)へのインタビュータイム。「憧れのドライバーは?」「ドライバーをやっていて、嬉しかったことや辛かったことは?」など、様々な質問が飛び交っていた。
ここで取材した子どもたちの記事は後日TGRFのサイトに掲載される予定。全員が細かいところまでメモを取り、質問をしていたので、どんな記事が出来上がってくるのか、少し楽しみだ。
この他にもレースクイーンのお仕事体験では、SUPER GTのデモレース前に、各チームのレースクイーンと一緒にグリッドボードを持ってマシンを出迎え、アナウンサー体験では同デモレースをMCのピエール北川さんとともに実況するなど、子どもたちが主役になる一日にもなった。
これがきっかけで、子どもたちもモータースポーツへの興味・関心が増えていってくれることを期待したい。
『記事:吉田 知弘』
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